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【株戦記】 買材料なく売り一色か? [株]

今週の市場
 「強気を助け、弱きを挫く」「強いものはより強く、弱いものは更に弱く」が顕著にでた週であった。
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                週末値       前週比
日経225      17,399        -154
日経JQ        2,002         - 55

NYDOW        13,556         230
NASDAQ        2,558          -  4
CMEN225    17,500         -225
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 日経平均は機械受注、GDPなどの発表を受けて、先行きに対する景気減速懸念から売られ軟調な展開となった。寄付きこそ高く始まるものの、後場で値を崩すパターンが続き、毎日尻すぼみの意気の上がらない週であった。

新興市場は日経ジャスダック平均が一時2000ポイントを割り込む場面も見られ、週末終値では回復したが昨年来安値を更新した。マザーズ指数は連日の算出来安値更新で、ザラ場で800ポイントを割る場面も見られた。

業種別では保険、輸送用機器などが高く、建設、証券・商品先物などが安い。ダイキン、堀場製作所、任天堂などが上場来高値を更新するも、セガサミー、NECエレクトロニクスなどは上場来安値を更新した。
注目していた大日本スクリーンの決算は、今期見通しが減収減益なため、火曜日には一時ストップ安まで売り込まれた。下方修正や減益見通しになると市場が許さない厳しい状況である。まぁ、当たり前と言えば当たり前のことだが…。

週間値上り率ではアルゴ21が約37%、明治海運が約24%、日揮が約18%などが目立った。いずれも決算を好感しての上昇である。一方で、決算が嫌気された日本電子材料が約34%、ブックオフが約28%、カカクコムが約26%の下落となった。

米国市場はDOWが4日連続で史上最高値を更新したが、ハイテクセクターが低迷するNASDAQは軟調であった。エネルギー、通信セクターが強く、テクノロジー、内需セクター弱い。
個別にはGM、AT&T、ボーイングなどが上昇し、ウォルマート、ホームデポなどが下落した。

注目していたアプライドマテリアルズの決算は市場の期待を裏切る結果で、KLAテンコール、ノベラスシステムズなどとともに売られた。

来週の主なスケジュール
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国内
  21日  4月日本製半導体製造装置BBレシオ
  22日  日銀金融政策決定会合
  25日  4月全国消費者物価・5月東京都区部消費者物価


海外
  22日  4月北米半導体製造装置BBレシオ
  24日  ECB理事会
        米4月耐久財受注
        米4月新築住宅販売件数
  25日  米4月中古住宅販売件数

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来週の展望と投資スタンス
 米国市場の上昇には連動しないが、下落には連動する始末の悪い相場展開になっている。
今週はその米国市場で悪化が予想されている住宅関連と設備投資関連の指数が発表されるので、週末は恐らく軟調な展開になるのではと見ている。ヘッジファンドなどの決算対策売りもあると思われるので売り圧力は依然として強いと見ているのだが…。
国内の決算発表のトリは21日からのメガバンクである。週末にはCPIの発表が控えているが、相場にはそれ程影響はないだろうと思う。

完全に底が割れ総悲観ムードの新興市場は来週も決算発表が続く。ストップ安銘柄続出の展開が予想されるが、冷静に決算を分析し売られすぎ銘柄には打診買いを入れてみたいと思っている。

来週も売りから入るのが無難と思うが、週末まで見送り様子見することも考えている。何とも、やりにくい相場だ…。休むも相場かも…。

 


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