【株戦記】 サマーラリーに突入か? [株]
今週の市場
日経平均は木曜日まで6連騰し年初来高値を更新したが、さすがに金曜日には下げて一服した。
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週末値 前週比
日経225 18,188 217
日経JQ 2,109 34
NYDOW 13,360 -279
NASDAQ 2,588 - 38
CMEN225 18,045 -135
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円安もあり外需株主導で強い展開になった。新興市場も日経ジャスダック平均が7連騰している。
ゴム製品や海運などの業種の上げが目立ち、一方で保険や銀行などの内需業種は下げた。個別には東証一部の低位銘柄の上げが目に付いた。太平洋海運が32%、ツカモトコーポレーションが26%、イワキが24%週間で上昇した。下げが目立ったのは新興市場銘柄でACCESSが13%、アドウェイズが15%週間で下落した。
任天堂、三菱商事、オルガノ、信越化学などが上場来高値を更新したが、一方セガサミーHDは上場来安値を更新した。
米国市場ではDOWは上げ下げを繰返したが週末金曜日に大きく下げた。NASDAQは19日に年初来高値を更新したが、その後下げて週末には2600ポイントを割ってしまった。
半導体市場の指標であるSOXX指数は21日に年初来高値を更新した。
GMやインテルが高く、ハネウェルやアルトリアなどが安い。
来週の主なスケジュール
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国内
28日 5月鉱工業生産速報
29日 5月全国消費者物価・6月東京都都区部消費者物価
5月失業率・有効求人倍率
海外
25日 5月中古住宅販売件数(米)
26日 5月新築住宅販売件数(米)
27日 FOMC(米)
5月耐久財受注(米)
28日 1-3月期GDP確報値(米)
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来週の展望と投資スタンス
来週は国内ではCPIが注目される。8月に予想される日銀の利上げに影響を与えそうである。米国で重要指標が目白押しである。中でも住宅関連の指標には注意したい。今週発表された5月の住宅着工件数、6月の住宅市場指数とも低水準で住宅市場の底割れが鮮明になってきているので出て来る数字次第では市場の撹乱要因になる可能性もある。FOMCもあるが、恐らく政策の変更もなく波乱はないと思う。
国内では来週株主総会がピークを迎えるが、市場は上値を切上げる展開になるのではと見ている。特に、底を打ったと思われる新興市場銘柄に見直し買いが入るのではないかと見ている。月曜日は軟調展開になると思うが、市場は一足早くサマーラリーに入ったとみていいと思う。注目はハイテク関連銘柄だ。投資スタンスは強気でいいだろう。
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