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【株戦記】 日経平均16500円の壁を超えられるか? [株]

今週の市場
 バーナンキの決断が世界の株式市場に安堵感を与えた1週間であった。
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             週末値       前週比
日経225          16,312          185
日経JQ             1,819         - 12

NYDOW          13,820          378
NASDAQ            2,671           69
CMEN225       16,400          270
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 3連休明けの東京市場は大幅反落で始まったが、FOMCで0.5%の金利引き下げが発表されるとサプライズとなり、ニューヨークで335ドルの急反発、東京でも日経平均が579円高で2002年3月以来の上げ幅となった。しかし、東京市場は外国人が売り越している状況には変化がないようで、週末には値を下げた。業種別には鉄鋼、非鉄、卸売が上昇し、その他金融、金属、小売が下落した。

 北米半導体製造装置BBレシオが0.83と低迷していることやDRAMの大口取引価格が下落していることなどから半導体関連銘柄の下げが目立つ。加えて東京精密、アドテスト、エルピーダなどが業績の下方修正し、業績堅調なSUMCOまでもが将来の減価償却費の増加が嫌気され、関連銘柄のほとんどが大きく値を崩した。

来週の主なスケジュール
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国内
  28日  9月東京都区部消費者物価・8月全国消費者物価
        8月鉱工業生産速報

海外
  25日   8月中古住宅販売件数(米)
    26日   8月耐久財受注(米)
    27日   8月新築住宅販売件数(米)
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来週の展望と投資スタンス
  東京市場はニューヨーク市場と為替次第の状況に変化はないので、米国の住宅関連統計に注意を払う必要があるだろう。恐らく住宅関連指標は相当悪化していると思われ、市場が悪化をどれほど織込んでいるかにもよるが、一時的にDOWは下げるのではと見ている。
不動産市況の低迷と原油が最高値を更新している状況は、米国の個人消費にボディブローのようにじわじわと利いてくるような気がする。

  東京市場は外国人の売りが止まらないのではないかと見ている。7月の急落からの戻りが鈍い東京市場から資金を引上げる流れは当分続くと見ていいだろう。商品市況の活況から素材関連には買いが入ると思うが、これもピークに近づいていると思うのでそう長くは続かないような気がする。
そうなると日経平均16500円の壁を突破するのはかなり厳しいし、一時的に突破してもまた押し戻されるような気がする。
  好材料が見当たらないので投資スタンスは見送りである。10月中旬の米国銀行の3Q決算、10月下旬からの国内企業の中間決算を見るまでは積極的な投資を控えたいと思っている。


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