SSブログ

【株戦記】 掉尾の一振に向けて仕込む好機… [株]

今週の市場

 15000円割れた日経平均、陽線を忘れた日経JQ平均、お寒い一週間であった。
===================
             週末値        前週比
日経225         14,888         -266
日経JQ            1,723         -  40

NYDOW         12,980         -196
NASDAQ           2,596         -  41
CMEN225      15,000         -190
===================
 日経平均は21日水曜日に終値で15000円を大きく割れ、昨年の7月以来の水準になった。日経JQ平均も5日続落、4日連続で年初来安値を更新した。
業種別ではほとんどの業種が下落し、中でも海運、保険、機械、鉄鋼などの下落が目立った。
騰落レシオも東証1部が65、JQが66と売られ過ぎの水準だが、先週末の東証1部のレシオが67だったので下に行くエネルギーは無くなりつつあるように見えるのだが…。

 米国市場も軟調でDOWは23日には少し戻したが、21日の終値は今年4月17日以来の安値になった。特に金融関係はメタメタでGM(金融子会社を持つ)、シティG、AIGなどが激しく売り込まれている。ハイテク銘柄の多いNASDAQ市場も冴えないが、輪をかけて酷いのはフィラデルフィア半導体指数(SOXX)で水曜日21日まで5日連続で年初来安値を更新した。

来週の主なスケジュール
=========================
国内
  29日 10月鉱工業生産速報
  30日 10月全国消費者物価・11月東京都区部消費者物価

海外
  28日 10月耐久財受注(米)
      10月中古住宅販売件数(米)
          地区連銀経済報告(米)
  29日 10月新築住宅販売件数(米)
  30日 10月個人消費支出(米)
=========================

来週の展望と投資スタンス
 週末にかけて重要経済指標の発表が目白押しである。加えて為替が108円台の円高、WTI先物も再び上昇し100ドル突破目前と波乱要因に事欠かない。
ブラックフライデイの米国クリスマス商戦は伝えらるとこによると活況のようで、日本時間26日の月曜日に好結果が発表されると思う。

 市場には「陰の極」との声も出ているようだ。サブプライムローンによる損失が日を追う毎に増加してくるようでは“極”にはまだ距離がありそうな気もする。米国金融セクターの営業増益率のマイナス幅が減少するような統計が出ない限り市場は疑心暗鬼だろう。

 国内の金融機関もサブプライムローン絡みの損失が少しずつ出てきているが、現時点で判明している範囲では大した金額ではないだろう。米国発金融危機であるサブプライムローン問題から、最初に抜出すのは日本市場のような気がする。今は債権、商品市場に雪崩を打って流れている資金が、世界的に見て痛んでいない市場に流れてくるのも時間の問題のような気がする。

 狙っていた価格水準まで下落し、テクニカル面でも売られ過ぎの銘柄を少しばかり購入したが、来週も引続き買いの姿勢で臨みたいと思っている。狙いの中心はハイテク系である。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。