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【株戦記】 時を買え! [株]

今週の市場
 東京もニューヨークも市場には大寒波が襲来した1週間であった。
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             週末値        前週比
日経225       13,861         -249
日経JQ         1,574         -  87
マザーズ            680         -  23

NYDOW       12,099         -507
NASDAQ        2,340         -  99
CMEN225    13,560         -615
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 日経平均は3連休明けの15日にアッサリと14000円を割り、16日にはセリングクライマックスの様相を呈して13500円台になった。騰落レシオは60%を割り、全市場のストップ安銘柄数は200を超えた。更に週末には前日の米国市場の急落を受けて一時13300円台まで下げたが、その後急反発して終えた。
 新興市場は日経平均以上に下げが厳しく、ジャスダック平均は昨年来安値を更新し、マザーズ指数もザラ場で最安値を更新した。
 業種別では再生紙偽装問題の紙パルプが週間で-10.2%、卸売、鉱業、証券・商品先物などの下げが目立ち、一方電力・ガス、不動産などが上昇した。

 米国市場は週初こそ反発したが、インテル決算への失望、シティGの損失拡大、モノライン保険会社の格下げ、景気刺激策の効果疑念などからDOWは4日続落し12000ドル割れ寸前で終えた。
 NASDAQも同様に4日続落したが、インテルショックでフィラデルフィア半導体指数は16日に344ポイントまで下げたがその後切り返してきた。

 17日に発表された12月北米製半導体製造装置BBレシオは0.89で前月より上昇し、受注も伸びた。レシオは3ヶ月連続で改善して、受注もようやくプラスになってきたので、最悪の状態は脱したような気がする。

 売りスタンスで臨んだが、16日にインテルショックで底をつけたと見て東京エレクトロン、ディスコ、2000円割れのソフトバンクなどを買ってみた。17日の米国市場の急落で損切りも覚悟したが、18日東京市場の前場が大きく売られる場面でも買値を下回らなかった。その後の上昇で5~15%の含み益がでてきたので持ち越した。

来週の主なスケジュール
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国内
    21日 日銀政策決定会合(~22日)
    22日 12月日本製半導体製造装置BBレシオ
    25日 12月全国消費者物価指数・1月東京都区部消費者物価指数

海外
    21日 米国市場休場(Martin Luther King Day)
    23日 ダボス会議(~27日)
    24日 12月中古住宅販売件数(米)
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来週の展望と投資スタンス
 来週は21日が二十四節季の大寒で季節の節目でもあり、23日がホリエモンが逮捕されてから3年目で市場心理の節目になってもらいたいものだ。
 18日の米国市場は上昇すると見ていたが、上昇で始まるもののDOWもNASDAQも結局下落した。これを受けて来週の東京市場も下げ基調で始まるだろう。

 来週は米国のハイテク関係の決算が目白押しである。22日にアップル、テキサスインスツルメンツ、23日にモトローラ、クアルコム、24日にマイクロソフト、KLAテンコールなど。 従って、東京市場もハイテク関係に注目したい。更に29日のFOMCを睨み利下げを織込む展開になると思うので、円高の進行が予想され外需依存度の高い銘柄には下げ圧力になるだろう。

 結局、来週の東京市場は良くて膠着、米国ハイテク企業の決算次第では一段の下げを覚悟する必要があるかも知れない。一方で半導体関連は22日の日本製半導体製造装置BBレシオの発表で米国と同じようにプラス基調が確認されれば買われる可能性が高いと見ている。

 基本スタンスは中立で様子見だが、ほとんどが底値圏にあり自律反発の可能性もあるので臨機応変に対応したい。「株を買うより時を買え」「夜明け前が1番暗い」などの格言もあるので今は絶好のチャンスかもしれない。引続き新興市場のIT関連銘柄は注意深くウオッチしていきたい。

 それにしても米国と日本の景気対策はこんなに違うものなのかと思ってしまった。18日にブッシュ大統領が発表した景気刺激策は減税だった。それに対してわが日本は相も変わらず公共投資(土建業、農業)のバラマキだ。どちらが景気浮揚効果が高いかは米国と日本の過去10年間のGDP成長率を見れば明らかだと思うのだが…。

 


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ddd

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