【株戦記】 ネット関連銘柄に注目したい! [株]
今週の市場
日経平均は日々の変動幅は大きかったが週を通して見れば「揉み合い」だった。
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週末値 前週比
日経225 13,497 -132
日経JQ 1,549 - 2
マザーズ 637 - 26
NYDOW 12,743 536
NASDAQ 2,413 87
CMEN225 13,800 330
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日経平均は月末に化粧買もあったようだが月足は陰線で4ヶ月連続の陰線となった。前週の米国市場の下落を受け、月曜日の東京市場は下げの一方通行で後場には13087円まで売られた。この日、あの任天堂が大証でストップ安になった。翌日からは一進一退だったが、木曜日31日にFOMCの利下げやモノライン保険会社への増資などが伝わると日経平均は13500円台を回復した。一方で、日経ジャスダック平均、マザーズ指数は小動きの冴えない展開であった。業種別では海運、空運、倉庫・運輸などが上げ、精密機器、鉄鋼、石油・石炭などの下落が目立った。
米国市場は22日を底とした反発基調が続いて堅調であった。統計・経済指標は悪化しているものの、景気対策法案、FOMCでの0.5%利下げ、マイクロソフトのヤフー買収提案などで週間では大幅に上昇した。
30日ヤフーが3Qの決算を発表した。予想通りでサプライズがなったので株価面では厳しいと見ていたが、何と翌日はストップ高まで値を飛ばした。下げ過ぎの面もあり、見直し買いが入ったのであろう。かたや、通期の営業利益だけを下方修正を発表したソニーは容赦なく売られ、1日金曜日には-8.2%も下げ昨年来安値を更新した。
ヤフーは米国でのマイクロソフトによる買収提案を受けて、1日の夜間市場(PTS)ではまたストップ高まで買われているようなので来週が楽しみである。
今週は新たなポジションを建てることなく静観していた。何となくヤル気が湧かなかったと言うのが正直なところだ。
来週の主なスケジュール
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国内
07日 01月携帯電話契約純増数
08日 12月機械受注
オプションSQ
09日 G7財務相・中央銀行総裁会議(東京)
海外
05日 01月ISM非製造業景気指数(米)
メガチューズデイ(米)
06日 上海市場休場(~12日 春節)
07日 香港市場休場(~08日 春節)
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来週の展望と投資スタンス
1日金曜日の米国市場が上昇し為替も106円台なので、来週の東京市場は上昇基調で寄付くと思われる。その後は国内企業の決算発表や中国、インドなどの外部環境を睨みながらの展開になるだろう。週末にオプションSQを控えているので先物主導のやや神経質な動きもあるかと見ている。
米国では経済指標の発表も少なく決算発表も峠を越えたこともあり、地区連銀総裁の講演や相場との関連性はほとんどないが大統領予備選などに関心が向うだろう。
来週は5日の東京エレクトロン、7日のソフトバンク、8日のセガサミーの3Q決算発表に注目している。マイクロソフトのヤフー買収提案や7日には1月の携帯電話契約者純増数も発表されるるのでソフトバンクには注目が集まるだろう。これらの事が国内のネット関連銘柄にも波及して行く様な展開になれば最高なのだが…。
来週の投資スタンスは今週同様中立にしたい。サブプライム問題による信用不安はピークを超えたように思うので、これからは企業業績の下振れをどの程度見込むかの話になると思う。景気後退はどの辺りで止まり反転するかを貧弱な知識を振り絞って今月中にも仮説を立てたいと思っている。それまでは原則として動かないようにしようと考えている。「果報」は寝て待つのではなく熟考して取りに行くものだ。
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