【株戦記】 待つのも相場… [株]
今週の市場
米国ではウォーレン・バフェット、日本ではGDPサプライズが市場の流れを変えた週であった。
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週末値 前週比
Nikkei225 13,622 605
NikkeiJQ 1,522 - 5
Mothers 655 53
Dow30 12,348 166
Nasdaq 2,321 17
CMEN225 13,575 625
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日経平均は3連休明けの12日に13000円を割る場面も合ったが意外と底堅い展開であった。13日の米国市場でウォーレン・バフェットのモノライン保険会社への支援策が好感されDOWが3日連騰し、加えて14日に10-12月期GDP成長率が市場予想を大幅に上回ったことから、東京市場は今年最大の上げ幅を記録した。「3月末解約するヘッジファンドの45日前告知ルール」日に当たる週末の15日は外国人の売り警戒感が強く下落して始まったが、後場Globex先物が上昇したこともあり買い戻され急速に値を戻した。
新興市場は明暗が分かれた。日経ジャスダック平均は戻りが鈍く週足では7週連続の陰線で引けたが、マザーズ指数は13日に指数算出以来の安値586ポイントつけたが週末の15日にネット関連銘柄を中心に買われ急騰し、先週まで10週連続の週足陰線であったが今年初めての週足陽線を立てた。
業種別では鉱業、海運、その他製造の上昇、建設、不動産、鉄鋼の下落が目立った。
米国市場はDOWが週初から3連騰し、NASDAQはアプライドマテリアルズの受注回復などから13日に大きく上昇したが、バーナンキFRB議長の発言や弱い消費関連指数などから続落して終えた。2008年1Qのアプライドマテリアルズの受注回復は太陽電池製造装置によるものであった。主力の半導体製造装置の受注は低迷している。
先週大幅下方修正し通期赤字決算になる見通しのセガサミーをカジノ銘柄として買いを入れたが、指値を低くしすぎたため買いそびれてしまった。次の機会を狙うことにする。
来週の主なスケジュール
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国内
20日 01月日本製半導体製造装置BBレシオ
海外
18日 米国市場休場(President's Day )
20日 01月消費者物価指数(米)
21日 01月北米製半導体製造装置BBレシオ
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来週の展望と投資スタンス
国内の決算発表もピークを過ぎたが、欧州では主要金融機関の決算発表が来週ピークを迎える。スイスのUBSが史上最大の赤字決算を今週発表したが、フランスのソシエテ・ジェネラルなど問題の金融機関もあるので何が飛び出してくるかわからないので要注意だ。、
米国ではCPIと住宅関連の指標に注目だが、ヒューレット・パッカード、ウォルマートの決算発表にも注目したい。
個人的には日米の1月半導体製造装置BBレシオに注目している。恐らくレシオは上昇していると思うが基準の1以下だと思うので、受注が前月より増えているかがポイントである。
来週は国内に目立ったイベントがないこともあり外部環境に左右される相場になるのは確実である。週末のCME日経平均先物が下落していることもあり弱含みで始まると見ているが、投資スタンスは様子見の中立を保とうと思っている。狙っていた銘柄は結構上昇し手を出しにくい水準になってきている。かといって売りに回るには下値が固く買い以上にハイリスクと見ている。方向性を確認できるまで待つことにしよう。相場は明日もあるし、その翌日もあるのだから…。ウォッチの中心は引続きネット関連銘柄だ。マザーズ市場のネット関連銘柄の動きには特に注目したい。
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