【株戦記】 上値重く下値模索する展開か? [株]
今週の市場
雨水、春一番と春の便りが届く中、東京市場もようやく厳冬期を脱け出したようだ。
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週末値 前週比
Nikkei225 13,500 -122
NikkeiJQ 1,538 16
Mothers 683 28
Dow30 12,381 33
Nasdaq 2,303 - 18
CMEN225 13,590 15
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日経平均は18日月曜日は予想外に高く始まったがその後は上げ幅を縮めた。この日市場全体でストップ高が120銘柄とほぼ全面高であった。20日水曜日にはKKR参加の投資ファンド債務返済延期要請で447円下げ、翌21日に反発するも、週末は先物主導で売られ下落した。業種別では非鉄金属、鉄鋼が上昇し、不動産、倉庫・運輸、保険などが下落した。新興市場は概ね堅調で、マザーズ指数は700ポイントを回復する場面もあった。
2月第2週(12-15日)は外国人投資家が1618億円の7週ぶりに買い越しになった。また、今週の外国証券寄付き前注文動向も週間で1160万株の買い越しとなった。予想以上の10-12月期GDPやアジアマネー流入で外国人が買いに転じたようだ。
日米で半導体製造装置BBレシオが発表されたが予想通り低調であった。米国のレシオは4ヶ月連続で上昇しているが、1月は0.89で受注は前月から僅かに減少している。依然として厳しい状況にあるが、底は脱したように見える。
当初の予定通り今週は値動きを見ているだけであった。動かないと決めて相場と向き合っても結構楽しめることが判った。
来週の主なスケジュール
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国内
28日 01月鉱工業生産指数
29日 01月全国消費者物価指数・02月東京都区部消費者物価指数
海外
25日 01月中古住宅販売件数(米)
26日 12月S&Pケース・シラー住宅価格指数(米)
27日 01月新築住宅販売件数(米)
01月耐久財受注(米)
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来週の展望と投資スタンス
東証1部の騰落レシオは113%と高い水準にあることもあり、来週は上値の重い展開になると見ているが下値も固そうな気もする。
と言いつつも米国で経済統計指標の発表が続くので来週も外部環境要因に左右されそうだ。注目は住宅関連指標で下げ止まりの兆しを確認できるかが焦点になる。他ではモノライン保険会社の格付け問題の進展も気になるところだ。
投資スタンスは様子見の中立を継続する。ネット関連銘柄は引続き注目していきたい。27日からビッグサイトで燃料電池、太陽電池の展示会があるので環境関連企業物色にちょっと覗いて見ようかとも思っている。
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