阪急杯 予想

　昨年３着のスズカフェニックス、一昨年やはり３着のオレハマッテルゼが中３週で施行される高松宮記念を勝っていることもあり、春の短距離チャンピオンを占う重要なレースである。

 　逃げの積極策にでて好成績のローレルゲレイロのハナだと思うが、オオスミダイドウの出方次第ではペースが速くなる可能性もある。直線の短い内回りコースで各馬早目の仕掛けになるので、全体として平均以上のペースになると見て、推定タイムは１分２０秒の前半くらいか。
 
　３頭のＧⅠ馬が出走しているが、最右翼はスズカフェニックスだろう。５９Ｋのハンディ、２ヶ月以上間隔が開いたレースなど不安な条件はあるが、今回は乗り込み量も豊富で仕上がりも万全ようなので、キッチリと力通りの走りをしてくれると見ている。とは言っても内枠から外に持ち出し大外からの追込みでは最後斤量が堪え末脚が鈍ると見て、今回は対抗の評価にしたい。
 
　主力に推したいのはキンシャサノキセキだ。出遅れ癖、掛かり癖など競走馬として未熟な面もあり人気する割りに成績は冴えないが、持っているスピード能力はピカイチなのでいつ走ってもおかしくないし、重賞の２，３つくらいは取れる馬である。距離千四はマイルよりはいいと思うし、堀調教師は「今回は思い切ったレースを…」といっているので、アンカツが何か新しい面を引出してくれることに賭けてみたい。
 
　ダークホースはやはりＧⅠ馬のローブデコルテに期待する。前走の京都牝馬Ｓでは放牧明け、出遅れ、５８Ｋの斤量、道悪など悪条件が重なったが、それでも直線の脚には見るべきものがあった。叩き２戦目で、距離が短縮され、内枠となれば、ユーイチ得意の中団のインでジッとして、直線インからスルスルと脚を伸ばすようなシーンがあると見ている。
 
　連下にはローレルゲレイロの逃げ粘りと母系のストームキャットから距離短縮がプラスと出るような気がするオオスミダイドウを取りたい。
 
　まとめると　
 
　　　　　◎　　キンシャサノキセキ
　　　　　○　　スズカフェニックス
　　　　　▲　　ローブデコルテ
　　　　　△　　ローレルゲレイロ
　　　　　△　　オオスミダイドウ 　
　馬券は◎を軸にした馬連と◎○を中心にした３連単をと思っている。 

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