中山記念 回顧 [競馬]
意表をつく先行策にでたノリの好判断が光ったレースであった。ノリにとっては96年サクラローレル以来の中山記念勝利でもあった。
レース結果 天候; 馬場;良-----------------------------------------------------------
▲ カンパニー 1:47.3 3F 35.3
エイシンドーバー 1 3/4
△ エアシェイディ 1 1/4
△ マルカシェンク クビ
アサカデフィート 1 1/4
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馬券 馬券は熱発&鼻水が酷く回避。 予想も身体も
逃げ宣言をしていたシンジのコンゴウリキシオーがハナにたち、2番手にプリサイスマシーンだったが、2コーナーではカンパニーが取って替わった。直後にチョウサンとエイシンドーバー、中団の内にエアシェイディ、外にマルカシェンク、後方には控えたヨイチサウス、アサカデフィートの並びとなった。
ラップは3ハロン36.1、1000mが59.7と開幕週の馬場ではややスローな流れで、3コーナー手前では縦長の展開になった。
後続を3馬身ほど引離して逃げるコンゴウリキシオーだが、3,4コーナー中間辺りから逃足が鈍り、後続も追い上げてきたので、直線に入るとアッサリカンパニーに交され馬群に沈んでいった。
楽に抜出したカンパニーを追ったのは4コーナー外から捲り気味に上がってきたエイシンドーバーだったが差は縮まらず。直線坂下から3番手に上がっていたマルカシェンクをゴール前やっと馬群から抜出してきたエアシェイディが捉えて3着に入線した。
早々と2番手に上がってきたカンパニーを見て、一瞬大丈夫かなと思ったが、キッチリと折り合いもついていたように見えたので、3コーナーでこの馬に勝たれると思った。番手マークで直線きれいに抜出す文句のつけようがないレースであった。こうなると、何で今まで後からの競馬ばかりしていたのだろうかとの疑問も湧いてくる。安田記念、宝塚記念でも今日のようなレースができるとは思えないが、有力馬の1頭に躍り出たことは認めたい。
2着のエイシンドーバーは実績の割りに人気がなく7番人気だったが、初めての中山が嫌われたのかも。ミスプロにロベルトの配合の上に母系にリボーの血も流れているので、底力を試される府中のマイル向きだと見ていたが、ここでも確りと賞金を獲得してしまった。マイラーズカップ、京王杯、安田記念と駒を進めるだろうが、次走は人気になり凡走しそうな気配も感じるが、安田記念では直前の成績が悪くてもマークしておく必要がある馬だと思う。
3着のエアシェイディは使える脚が短いので、馬群に包まれ出てこれず追込んで届かずの昔のパターンに戻ってしまった。と言うよりAJCCが恵まれすぎたのであって、この馬の現在の力はこんなもんだろうと思う。GⅠでは用のない馬であろう。
4着のマルカシェンクも開幕週の絶好の馬場でこの結果では褒められないし、能力の限界を示したようにも思える。賞金を加算できなかったのでGⅠへの出走すら危ぶまれる。
4コーナーでエアシェイディと接触し進路をカットされたチョウサンは、やはり使いつつよくなるタイプのようだ。次はともかくとして3戦目辺りにピークを持っていくような考えが厩舎サイドにあるのかも知れない。
直線だらしなかったコンゴウリキシオーは次はマイラーズカップだろうが人気が落ちれば狙ってみたいのだが、血統的に母系のWoodmanが早熟傾向があるので、母系の血が濃いとこれ以上の伸びはない可能性もある。
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