阪急杯 回顧 [競馬]
やっぱりといっては何だが、GⅠレースで好走実績がある馬が順当に上位に来たと言う事だろう。競馬は格が大事と言うことか。
レース結果 天候; 馬場;良-----------------------------------------------------------
△ ローレルゲレイロ 1:20.7 3F 34.6
○ スズカフェニックス アタマ
▲ ローブデコルテ 2 1/2
ウィンレックス 1 1/2
◎ キンシャサノキセキ ハナ+ハナ
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馬券 こちらも熱とクシャミのため回避。
ダッシュ良く出たのはオオスミダイドウだが、すぐにローレルゲレイロがハナを奪い逃げる。3番手にはとローブデコルテ、続いてフサイチリシャール、中団馬群の中にスズカフェニックス、後方グループにマルカフェニックス、キンシャサノキセキで、殿から出の悪かったナスノストロークの並びとなった。
ローレルゲレイロのラップは3F34.7、4ハロン46.1とスローペース。ガッチリ後続を引き付けての逃げで余力タップリに4コーナーを回り直線に向いた。直線追い出すと後続を2馬身ほど引離しゴールへ向うが、追ってきたのは早めに好位に上がってきたスズカフェニックス。道中楽をしたぶんゲレイロの脚も鈍らないので、アタマ差まで追い詰めるのがやっとだった。
離された3着には先行して直線インに潜り渋太く粘りきったローブデコルテがはいった。キンシャサノキセキも外から追込んできたがいい脚を使ったのは一瞬で、ゴール前は垂れて後ろから来たマルカフェニックスにも差される始末であった。
これで重賞連覇のローレルゲレイロだが、今日は見事な引き付け逃げで終始余裕があるように見えた。陣営は高松宮記念は忙しすぎてこの馬のリズムを崩すのでスキップして安田記念を目標にするそうだ。このローテーションには賛成だが、この馬の母系が弱いうえに二千㍍前後の重賞で勝ち負けするような底力が要求される府中のマイルGⅠはかなり厳しいと思う。京都のマイルCSのほうが可能性があると思うが…。次のヤネはまたシンジに戻るのだろうか?
今日は外を回さず馬群を捌いて2着に来たスズカフェニックスだが、高松宮記念の試走としてはマズマズといって良いだろう。レース間隔を開けたとき勝てないパターンは変わらなかった。ただ上り3ハロン34.2は物足りない。59K背負っていたこともあるだろうが、昨年のような勢いがないのではないだろうか?
積極策で3着に粘りこんだローブデコルテはGⅠ馬の意地を見せたし、この位は走って当然の馬だと思う。阪神牝馬Sからヴィクトリアマイルの路線だと思うが、復調してきたのでこれからが楽しみになってきた。
終いに賭けたキンシャサノキセキはゴール前マルカフェニックスに差されて6着だったが、4コーナーでペールギュントの進路を妨害したことで降着になったため繰り上がりの5着。この馬と言い、ポルトフィーノと言い、折合いに難がある馬は大成しないと言うことだろう。今日もスローペースに掛かり気味で、力が入った走りになっていた。5歳になっても矯正できないとなると、ずっと直らないかも知れない。現在の賞金では高松宮記念への出走は難しいと思うのでどこを使ってくるかだが、恐らくローカルに活路を求めるしかないだろうと思う。素質馬なのに惜しいことだ…。
他ではオオスミダイドウだが今回も大負けでは終ったと見ていいだろう。
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