フィリーズレビュー 予想

チューリップ賞が創設されて以来、桜花賞本流のトライアルであったこのレースが傍流に変化してしまった。チューリップ賞が１９９４年に出来てからこのレースを経由して桜花賞馬になったのはラインクラフト、キョウエイマーチの２頭のみである。

阪神の内回りであるから逃げ馬に注意だが、何がハナを切るのだろうか。恐らく昨年の札幌以来となるペプチドルビーあたりが飛ばして行く様な気がするのだが。レジネッタ、リマレックスなども積極的に前に行くだろうからハイペース必至と見て、推定タイムは１分２１秒の中程になるのでは。

阪神ＪＦ３着のエイムアットビップの力が抜けていると思う。ただ、中間２度の熱発があったようなので完調手前と思われるが、今週の追い切りはマズマズの動きだったようなので態勢は整ったと見てよいだろう。前走は意表をつく後方からのレースであったが、今回はコースを意識していつものように前々でレースを進める可能性もあると見ている。熱発の後遺症さえなければ圧勝してもおかしくないと見ているので主力に推したい。

相手はアンカツのベストオブミーにしたい。ダートで勝ち上がってきたが母のフラワーアーチは芝の千二から千六で活躍した馬で、父ブライアンズタイムとの配合なら芝が悪いはずがないと思う。なんといっても「春のＢＴ」でこの時期急成長する可能性を持っている。アンカツの腕にも期待を込めて対抗にする。

他ではビーチアイドル、ラベ、レジネッタあたりだろう。重賞で揉まれて来たレジネッタをダークホースにしたい。アエローザの全妹なので芝で瞬発力を生かす競馬が合っている様に思う。
ラベ、ビーチアイドルの２頭は連下にするが、阪神で新馬勝ちし短距離の追込み馬の素質があると見るビーチアイドルには魅力を感じる。ラベは父ダンスインザダークからマイル以上がいいと思うが母の父ミスワキからスピードを受継いでいる可能性があることを期待している。

まとめると　　

　　　　　◎　　エイムアットビップ
　　　　　○　　ベストオブミー
　　　　　▲　　レジネッタ
　　　　　△　　ビーチアイドル
　　　　　△　　ラベ

馬券はパスしたい。桜花賞のため見るレースである。

 

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