高松宮記念 予想 [競馬]
今開催の中京芝コースは明らかなトラックバイアスがあるようだ。例年(3月開催になった2000年以降)に比べて時計が速く直線インを通ったが馬が伸びる特徴がある。JRAの馬場情報によれば、芝刈りだけ実施して他には手を加えていないようなので、今週も同じようなバイアスがあると想定して予想したい。
逃げ馬が外枠に、追込み馬が内枠に集まった枠順がキーポイントになりそうだ。ハナを切るのはローレルゲレイロだと思うが、ナカヤマパラダイス、エムオーウィナーも絡むのでここ2走のようなマイペースの逃げは打てないと見る。前半の3ハロンは33秒台のハイペースになり、推定タイムは1分7秒台の後半か?
ユタカからユーイチに乗り替わったスズカフェニックスは連覇がかかるレースだが、何と最内枠に入ってしまった。ユタカならこの枠順は気になるところだが、ユーイチはインの馬群の中で流れに乗り最短距離を走り、直線インをついて伸びてくる騎乗が得意なので問題ないような気もする。前が開けばの条件は付くが…。インが伸びることは他の騎手も知っていることなので、有力馬はそこを通ろうとするのでゴチャついて抜出しが遅れる可能性もある。それに、このGⅠを連覇した馬がいないデータも気になるし、スピード決着への対応も不安材料である。余程の不利がない限り大きく崩れることはないので連の軸としては最適だろうが、勝ち負けとなると?なので対抗の評価にする。
主力に推したいのはスーパーホーネットとキンシャサノキセキの2頭である。スーパーホーネットは千二は初距離になるが、元々千四のスピード競馬で強さを見せていた馬なので、距離短縮がマイナスになるとは思えない。テンは置かれるかも知れないが直線は必ず伸びてくるし、平坦コース良馬場なら上り33秒台の脚は余裕で使えると見ている。4ヶ月の放牧明けも調教十分なので走れる状態にあるようだが、鉄砲実績がイマイチなのは気になるところではある。昨年秋馬体重を増やしながらGⅠ2着までしたように、成長した今ならスズカフェニックスに負ける事はないと見て本命にしたい。
気性が問題のキンシャサノキセキは中間のザセキがなければ本命にしたところだ。千二の速い流れでは折合い面での心配が少ないので、上手く流れに乗れば直線弾ける可能性を持っている馬である。中間のアクシデントで余程の重め残りでない限り大丈夫と見て単穴にしたい。
連下にはブラックバースピン、ファイングレイン、マルカフェニックスの3頭を取りたい。中で最も注目しているのはブラックバースピンだ。昨年重のCBC賞の勝馬で高速決着が予想される今の馬場では時計が足りなそうな気もするが、5勝全てが左回りのサウスポーなので狂えばとの思いはある。
人気になるだろうがローレルゲレイロには厳しい競馬になり、掲示板の下のほうに載れば上々と見ているので無印にしたい。というのも、この馬は前半3ハロンと後半3ハロンのタイムがほぼ同じくなる一本調子のレースでしか好走できないからである。今回は前半33秒台のラップが予想され、後半も33秒台の切味をもつ馬が何頭もいる。この馬が好走すためには前半34.0、後半34.0近辺のタイムになるレース展開に持ち込むことが条件になると思うが、余程恵まれない限りこうはならないと見ている。
まとめると
◎ スーパーホーネット
○ スズカフェニックス
▲ キンシャサノキセキ
△ ブラックバースピン
△ マルカフェニックス
△ ファイングレイン
馬券は◎○を軸にした馬連と3連単にする。
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