【株戦記】 値固めから反発局面へ…か? [株]
今週の市場
エイプリルフールかと思わせた4月1日DOW391ドル上昇で市場の地合が一変した週であった。
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週末値 前週比
Nikkei225 13,293 473
NikkeiJQ 1,461 6
Mothers 614 - 16
Dow30 12,609 393
Nasdaq 2,370 109
CMEN225 13,320 635
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日経平均は週初294円安と不安なスタートだったが、1日の米国市場の急騰で、2日には522円高と市場センチメントが急変した。出来高も3月19日以来の2億株以上になり13000円台を回復した。3日は高値引けで3連騰したが、流石に週末には一服した。業種別では保険が15.4%、不動産が12.1%、その他金融が9.7%上昇したのが目立ち、輸送用機器、鉱業等が下落した。
新興市場はジャスダック、マザーズとも小動きで低調であった。
2007年4月から1年間の日経平均は-27.5%(-4700円)で、DOWは-0.7%(-92ドル)であった。住宅バブル崩壊・金融不安の震源地よりはるかに株価が下落した要因は円高であろうが、日本政府の改革後退姿勢に外国人が嫌気したのもあるのではと思う。
今週は売りで臨むも1日のニューヨーク市場の値動きを見てスタンスを変えたが、結局見ているだけになってしまった。
来週の主なスケジュール
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国内
07日 3月携帯電話契約純増数
08日 日銀金融政策決定会合(~09日)
10日 2月機械受注
11日 オプションSQ
海外
11日 G7財務相・中央銀行総裁会議
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来週の展望と投資スタンス
4日の米国の雇用統計はエコノミスト予想を下回る結果でクレジット問題終息への楽観的見通しは後退したが、株価には大した影響を与えなかった。来週の米国では重要経済指標の発表はほとんどなく、14日の週から始まる金融機関の4半期決算に関心が向いそうだ。
東京市場は週末にSQを控えているので外部環境を睨みながら神経質な展開になりそうだが、1万3500円から1万4千円あたりに戻り待ち売りゾーンがあるので上値追いには相当なエネルギーがないと…。
来週は今週弱かった新興市場の動きに注目したい。また、携帯電話契約純増数が発表されるのでソフトバンク及びマイクロソフトによる買収交渉が佳境に入っているヤフーなども目が離せない。
投資スタンスは様子見を継続しようと思っている。正直為替次第と見ているが…。
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