ニュージーランドT 回顧 [競馬]
モノが違うと見ていたゴスホークケンがまさかの凡走。これが競馬なのだ。競馬に絶対はない。だから面白いのだが…。
レース結果 天候; 馬場;良
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サトノプログレス 1:35.0 3F 37.3
エーシンフォワード 3/4
△ アサクサダンディ アタマ
▲ ホッカイカンティ クビ
レオマイスター ハナ
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馬券 …(ムゴン)…
下馬評どおりダンツキッスイの逃げ、それも後続を6馬身以上引離す大逃げであった。ラップは3ハロン34.6、1000mが57.7のハイペースだが、2番手以降は千通過が推定59秒前後で馬場状態を考慮すれば平均ペースと言っていいだろう。
勝馬から1秒遅れの12着と惨敗したゴスホークケンは、道中4番手追走で折合っているように見えたが、4コーナー手前でウチパクの手が動きムチが入るも反応が鈍く、直線は全く良い所無しで馬群に沈んでいった。休み明けの+10Kの馬体重が影響したのか、ノメルような馬場が向かないのか、ストームキャット系の早熟血統のため成長していないのか、はたまた無理に折合うレースが合わないのか敗因は不明であるが、これだけ負けると再起は難しいのではなかろうか? 血統的にもダートに転向したほうが大成できるのではと考えてしまう。
勝ったのはノリのサトノプログレスである。終始ゴスホークケンをマークする位置でレースを進め、4コーナーを内ラチから3頭目位のところを回り、直線追出すと逃げるダンツキッスイを残り百で交し、後続の追撃も押えた。重賞経験はないが戦ってきた相手がマイネルチャールズ、ショウナンアルバなどだから、能力が高いことはわかっていたが、こうも簡単に重賞を勝ってしまうとは…。先週のダービー卿に続き、中山マイルでノリの騎乗が冴え、国枝厩舎は3週連続で中山の重賞を勝ったことになる。国枝調教師は笑いが止まらないだろうが、仲のいいと言うかライバルの藤澤調教師は重賞未勝利なので苦虫を噛み潰したような渋い顔をしているのでは…。
2着のエーシンフォワードは中団で道中置かれ気味だったが直線外に出すと鋭い脚はないがジリジリと伸びた。ゴスホークケンと同じストームキャット系の父を持つが、こちらはまだまだ成長しそうだ。マイルはギリギリの感じもするが…。
アサクサダンディは後方グループからのレースで、直線インに入れゴール前鋭く伸びて3着。NHKマイルの出走権は確保したが、賞金を加算出来なかったのは痛い。距離延びてもやれそうな馬なので、ダービーでの走りを見てみたい気もする。
期待したホッカイカンティは大外枠が堪えて先行できなかったのが痛かったが、血統通り時計の掛かる馬場は適性高く、直線渋太く伸びてきた。スムーズに先行できていればと思わせるレース内容だった。
ユタカのダノンゴーゴーは馬場も距離も合わないことが全てだろう。賞金的にはNHKマイルも大丈夫だが、スプリント路線にしたほうが良いような気がする。
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