皐月賞 予想

大好きなレースの一つであるが馬券のほうは散々である。ファンタストが勝った１９７８年から馬券を買っているが、いまだ一度も的中がない。ヤエノムテキ、シルクライトニング、そして昨年のヴィクトリーなど人気薄の馬を発掘しているのだが紐で失敗している。今年こそ何とかしたいものだ。

土曜日に芝二千のレースが二鞍あった。古馬５００万下が２分４秒５、３歳５００万の山藤賞が２分５秒４で重馬場の平均的な時計である。４コーナーで４,５番手まで上がっていないと連に絡むのは難しそうで、馬場の内を通った馬が思った以上に粘り、外から追込む馬の脚が伸びない。ローラーをかけたインがそれ程荒れていないのかも知れない。
勝馬はニジンスキー系ジエネラス産駒とブライアンズタイム産駒であった。マサミが２着、１着と皐月賞の予行練習が十分出来たような感じだ。

気象庁のデータを見ると中山競馬場のある船橋市は夕方から１ｍｍ程度の雨量が観測されているようだ。日曜日は午前中曇で午後から晴れるようなので、馬場は回復に向かい、皐月賞の頃には稍重になっていると見たい。

外枠のノットアローン、レッツゴーキリシマ、ショウナンアルバなどが先行争いをするうえに、後ろから行く馬も馬場を意識して早目の仕掛けをすると思うので、淀みのない流れで平均ペースになり、推定タイムは２分１秒台前半か。

２月に予想した「２００８年クラシック三冠予想」では皐月賞馬としてショウナンアルバとキャプテントゥーレの２頭を有力候補にした。実は３頭の候補がいたのだが最後にスズジュピターを中山コースに実績のないタニノギムレット産駒と言う事で落としたのである。初志を貫くためにも、この３頭から検討してみたい。

恐らく途中からハナに立つと思われるショウナンアルバだが、問題はこの馬の気性面である。上手く折合えば末脚を温存できるので、父ウオーエンブレムがケンタッキーダービーで見せたように後続を引離して勝つかも知れない。ただ、皐月賞ではミスプロ系産駒の連対はなく、３着もエイシンチャンプ１頭のみである。ヴァーミリアン、アドマイヤムーンなど有力馬が挑戦したにも関わらずだ。大外枠なのでハナに立つまで脚を使うだろうし、二千の距離も初めてなので、残り１００で後続に捉まるような気がするので、今回は３番手の評価にしたい。

アグネスタキオン産駒が３頭出走するが、血統的に最も魅力があるのはキャプテントゥーレである。母系のトニービンは２年連続で連対馬を出しているからである。更にアグネスタキオンは不良馬場の弥生賞を圧勝した重巧者でもある。先行脚質も今の馬場に向いている。気懸かりは母系がどちらかと言うと短距離系であることだが、トライアルで渋太さを見るとギリギリだが何とかこなしそうだ。２月の予想通り２番手の評価にしたい。

スズジュピターはスマイルジャックと似た血統で、そのスマイルジャックをモノサシにすれば十分通用する力は持っていると思う。右回りでの実績がないのと、やや器用さに欠けるとこがあるので中山コースは向かないと思われているようだ。人気の盲点になっているので狙い目はあると見て、爆弾の☆評価にしたい。

１番手評価はマイネルチャールズで致しかたないだろう。中山二千３勝、３歳春に強いブライアンズタイム産駒、時計がかかり持続力が要求される馬場、先行力と勝負強さとどれをとっても皐月賞馬になるための条件を満たしている。マサミがカチカチに固くならない限り勝てると見ている。マイネルにとってはクラシック初勝利となりそうだ。

スプリングＳ馬のスマイルジャックは前走がピークの仕上げで昇り目はないと思うが堅実性は捨て難いので連下に取っておきたい。

フローテーションは馬場が渋ったことで評価を上げたい。昨秋の稍重の萩Ｓのレースから適性が高く、母系のロベルト系リアルシャダイの血も魅力だ。ウチパクが内にモタレル癖をどう制御するかだけだ。

中山二千２着２回のブラックシェルも前走で権利を取るためにメイチの勝負をしているので、これまた上がり目は期待できない。いい末脚を持っているが最後伸びを欠いた前走を、ユタカが脚を計ったのだという見方もあるが、果たしてそうだろうか？　力のいる馬場は向いているので、上手く脚を溜められれば３着はあるかもしれないが…。

アグネスタキオンにダンジグ系牝馬のレインボーペガサスも魅力があるが、母系のダンジグ系はシックセンスの２着のみで意外と成績が悪いのである。名手アンカツでも厳しいと思う。

まとめると　

　　　　　◎　　マイネルチャールズ
　　　　　○　　キャプテントゥーレ
　　　　　▲　　ショウナンアルバ
　　　　　△　　スマイルジャック
　　　　　△　　フローテーション
　　　　　△　　ブラックシェル
　　　　　☆　　スズジュピター

馬券は◎☆を軸にした馬連と３連単にする。

 

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