マイラーズC 回顧 [競馬]
3週連続の重賞勝ちでそれも全てマイル。長距離巧者ノリだが、これからはマイル巧者とも呼びたい。
レース結果 天候; 馬場;良
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▲ カンパニー 1:33.6 3F 34.8
ニシノマナムスメ クビ
◎ エイシンドーバー 1/2
ハイアーゲーム 1
○ キングストレイル ハナ
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馬券 飛びダンゴでは…串が刺さりません。
ダッシュが鈍くハナを奪うのに手間取ったコンゴウリキシオーのラップは3F35.5、4F47.2、1000通過が58.8と馬場を考慮してもオープンとは思えないスローペース。遅い流れなのに縦長の馬群。後半の4Fは46.4と上り勝負のレースであった。
ノリのカンパニーは4、5番手のインでジッとしていて、直線少し外に持ち出して追出し、残り200で先頭に立ち後続を引離し、ゴール前では手綱を緩めるような感じの楽勝であった。着差こそクビだが、どこまで行っても着順は変わらないと思わせ強さを見せつけるレースだった。先行タイプに脚質を転換して安定感が出てきた。ダイワスカーレットが故障休養に入ったことで、一躍安田記念の有力馬に躍り出た。2005年、2006年の安田記念でデンデンムシを付けた馬が3度目の挑戦で念願のGⅠ馬になることを期待したい。
4歳牝馬のニシノマナムスメが頑張った。道中は中団の外目を追走し、直線はキングストレイルの外から伸びてきて、カンパニーをクビ差まで追いつめた。良血がようやく本物になってきたようだ。次走のヴィクトリアマイルが楽しみだ。
本命に推したエイシンドーバーは中団後方からの競馬。3,4コーナーからジワーッと上がってきて、直線はニシノマナムスメの外からワンテンポ遅れて追出した。切れる脚がないのでジリジリと追い上げてきたがニシノマナムスメを捉えきれずの3着。何とも煮え切らないレースであった。それにユーイチも最近乗れていないようだ。
4ヶ月休養明けのドリームジャーニーは+10Kの馬体で登場した。成長したかに見えたが、スタートでまさかの3馬身の出遅れ。終始最後方で直線も大外に持ち出したが、全く伸びずブービー。出遅れが響いたにしても負け過ぎである。小柄な馬なので58Kが堪えたのか、まだ馬体が緩かったのか敗因はわからないが、このまま終るような血統の馬ではないと思う。
楽な逃げに見えたコンゴウリキシオーは直線意外と脆かった。ほぼ理想的な逃げで勝てないとなると、先々期待が持てそうにもないが、ヌレイフ系ストラヴィンスキー産駒でタフに長く活躍する系統なのでまだ見限れない。
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