青葉賞 回顧 [競馬]
1、2着の父系はサンデー系、3~5着はロベルト系で、スローで上がりの切れ味勝負に強いサンデー系向きのレースだった。
レース結果 天候; 馬場;稍重
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▲ アドマイヤコマンド 2:26.9 3F 34.8
クリスタルウィング 1 1/4
△ モンテクリスエス 1 1/2
ゴールデンハッチ 2 1/2
△ ニシノエモーション クビ
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馬券 取合えずJRAに預金。ダービーで…
下馬評どおりドリームーキューブの逃げで、3F36.2、1000mが61.8のスローペース。前半の1200が1分14秒7、後半の1200が1分12秒2と先行好位組の瞬発力勝負のレースになった。馬場を考慮すれば時計的には水準だが、レースレベルは少し低かったような気がする。
勝ったアドマイヤコマンドは-12Kの馬体重で登場したが細いという感じはなかった。4、5番手のインで流れに乗り、直線もインから伸びてきて残り300あたりで先頭に立ち、あっという間に後続を引き離し余力を残してのゴール。毎日杯で再三前が塞がる不利がありながら2着を確保した能力は、ここでは一枚上であった。3戦目の重賞制覇でダービーに駒を進めることになったが、最短距離をスムースに走れ恵まれたことを考えると、過大な評価は禁物と思う。輸送による馬体減も気になる。
藤沢厩舎のクリスタルウィングは道中アドマイヤコマンドの外を並ぶように進み、4コーナー外を回し直線も追出しを我慢して、残り400からしっかりと伸びた。トゥザヴィクトリーの半弟だけにこれからも期待できそうである。ダービーで面白いのはこちらだろう。
中団からの競馬になったモンテクリスエスは直線外目に持出して差を詰めてきたが、勝ち味に遅い脚質は如何ともしがたい。緩い馬場でノメッていたとユーイチはコメントしているようだが、むしろ極端な瞬発力勝負にならなかった馬場が幸いしての3着かと思う。強いメンバーとやっても善戦はするだろうが、ダービーでの馬券の対象となると荷が重いような気がする。
期待したアイティトップは中団外目を追走し、4コーナーも外を回された騎手の未熟さもあり、何の見せ場もなかった。馬も騎手も役不足のようだ。
アルカザンは好位からのレースで直線も差を詰めてはいるが決め手がない。勝負所で置かれる癖も相変わらずだ。能力の限界を示しているのか、はたまた成長途上なのか判断に迷うところだが、現時点では後者と考えたい。秋に向けて鍛えなおしてもらいたい。
一番人気のマゼランは馬群のインを追走。直線も最内を突くが前が開かず窮屈な競馬を強いられた。脚を余したユタカらしくない騎乗であったが、能力的に見劣るので思い切ったことをしないと勝ち負けにならないだろうと考えていたのだと思う。
ダービーを展望をすると、このレースから期待できるのは成長力のあるクリスタルウィングが筆頭で、続いてアドマイヤコマンドだと見ている。皐月賞組に比べると少し見劣りするような気がするのだが…。
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