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【株戦記】 押目待ちに押目無しかも…? [株]

今週の市場
日経平均は週足が7週連続陽線後の一服で調整色に満ちた週であった。[soon]

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              週末値       前週比
   Nikkei225     13,655         -394
   NikkeiJQ       1,499            23
   Mothers           643            33

   Dow30         12,745         -313
   Nasdaq          2,445         -  31
   CMEN225    13,635         -590
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連休明けの日経平均は3月17日の安値からの戻り高値14200円台をつけたが、その後は利益確定売りやオプションSQも控えていたことから軟調で続落して終えた。オプションSQ値は13974円であった。物色の矛先は出遅れていた新興市場に向けられ、マザーズ指数やヘラクレス指数は急騰した。

業種別では原油価格の上昇で鉱業、石油・石炭などが上昇し、ゴム製品、その他金融、銀行などが下落した。

連休中にMicrosoftがYahooの買収を断念したことで、決算発表後売られていたヤフーが更に売り込まれた。買収騒動は第一幕が終っただけで、第二幕、三幕があると思われる。GoogleとYahooがアライアンスを結ぶのか、はたまた別の再編劇があるのか、何でもありの業界なのでとんでもないサプライズが出てくる可能性もある。ヤフーの株価は売られ過ぎと思うので買い増しを考えている。

8日はソフトバンクが決算を発表した。場中に優先株発行のニュースが伝わると株価は急落したが、中身がわかるにつれ急速に戻した。決算はほぼ想定通りの数字だったが、株価は4月の純増数が12ヶ月連続トップのニュースにも反応せず下落した。ヤフー動画で孫社長の発表を見たが、相変わらず大風呂敷と言うか、事業構想力が豊と言うか、聞いている人をその気にさせてしまうプレゼンテーションの才能には脱帽だ。アジアへの事業展開が国内のモバイル事業の業績にどう結びついてくるのか具体的な見通しを示していないのでアナリストの評価は辛くなると思うのだが…。Yahooの動向も含め、インターネット業界の世界的再編のキーマンになれる男かも知れないが…。ドコモやKDDIの社長がモバイルインターネットの世界的再編をリードできるとは思えないので、やはり孫社長に期待するしかないのかも…。

来週の主なスケジュール
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 国内
  15日  3月機械受注
  16日  1-3月期GDP速報値

 海外
  12日  香港市場休場(仏誕節)
  13日  4月小売売上高(米)
  14日  4月消費者物価指数(米)
  15日  1-3月期ユーロ圏GDP
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来週の展望と投資スタンス
来週は決算発表がピークになる。特に注目しているのはディスコ、大日本スクリーン、ニコン、東京エレクトロン、東京精密の半導体製造装置会社である。米国でもApplied Materialsが13日に2Qの決算を発表する。2008年3月期の数字は織込み済みなので、2009年3月期の見通しがどの程度の落込みなのかがポイントになるだろう。更に受注の回復が年後半になるのか、はたまた来年にずれ込むのか、各社の見通しに注目したい。

国内の決算発表と米国のガソリン高での個人消費動向など波乱要因はタップリある週になりそうだ。為替も円高に振れているので、主力株は上値は重く、下値を模索する展開になるのでは? 新興市場の小型株への物色は続くと見ているが…。

投資スタンスは押目を狙いたい銘柄が幾つかあるので、目標まで押したら買うつもりだ。決算短信に目を通すだけでも大変なので忙しい週になりそうだ。

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タグ:投資
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