東海S 回顧 [競馬]
牝馬のヤマトマリオンが直線の混戦を抜出し大波乱となった。雨の桶狭間では何かが起きる…。
レース結果 天候; 馬場;重
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ヤマトマリオン 2:24.0 3F 36.7
ラッキーブレイク 1/2
フィフティーワナー アタマ
▲ ワンダースピード アタマ
マルブツリード 1/2
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馬券 カスリもしない…
アルドラゴンがハナに立ち、2番手にラッキーブレイク、続いてマルブツリード、ヤマトマリオン。フィフティーワナーは押えてインの5、6番手の位置でその後の外目にワンダースピード。後方にロングプライド、メイショウトウコン、殿からサンライズバッカスの並び。
ラップは3F37.5、4F48.7、千が63.7と脚抜きのいいダートにしてはスローペース。ペースが上がらずハロン13秒台のラップが続き、レースが動いたのは残り千を切ってからであった。中盤で先行グループが楽をしたため、前々で立ち回った馬が上位を占めた。
勝ったヤマトマリオンは直線馬群を割って伸びてきた。ダート適性があることは過去の成績、調教で動くことからわかっていたが、それにして並居るダートの強豪を捻じ伏せたのだから驚いた。馬場に恵まれ、距離に恵まれ、展開にも恵まれた勝利と見たい。パサパサの乾いたダートでは恐らく力負けすると思う。
いつもは後から行くラッキーブレイクが果敢に先行し、直線先頭で押し切るかに思えた場面もあったが、ゴール前の一伸びが足りなかった。実績のない中京コースでの好走は、赤木騎手の攻撃的騎乗と重馬場適性によるものだと思う。
今日は押えてインの馬群の中でジッとしていたフィフティーワナーが直線内ラチの狭いところをイワタのムチに応えて伸びてきたが、あと一歩及ばず3着。この馬も時計の速いダートは得意のようだが、本来なら勝ちパターンであるのに差切れなかったとこを見ると、能力の衰えがジワジワと来ているのかも知れない。
一番人気のワンダースピードはいつもより後目の位置取りで、3、4コーナー中間あたりから激しく手が動いていたとこを見ると、行きっぷりがイマイチだったのかも。流石に直線は差を詰めてきたが、前に行った馬を捉えることは出来なかった。もう少し前に出した競馬が出来なかったのが敗因で、手馴れた小牧騎手でなかったことも影響したと思う。
本命に推したロングプライドは4コーナー大外を最後方で回し、直線3ハロン35.8の末脚で追い込んできたが位置取りがあまりにも後ろ過ぎた。捲るような乗り方をしていれば結果は違ったと思うが、騎手に積極性が足りないようだ。
サンライズバッカス、メイショウトウコンの実力馬も展開に泣いたが、それ以上に力の衰えがそろそろ見え始めてきている。秋のGⅠでは4歳馬に刃が裁たないと見ているのだが…。
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