安田記念 回顧 [競馬]
ウオッカがダービー以来の勝利で3つ目のGⅠタイトルとなった。2着につけた3馬身半差はGⅠ格付けされた84年以降では最大着差である。
レース結果 天候; 馬場;良
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☆ ウオッカ 1:32.7 3F 34.8
アルマダ 3 1/2
○ エイシンドーバー 3/4
エアシェイディ クビ
△ スズカフェニックス クビ
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馬券 またまた飛びダンゴ…
ポンと出たのはアルマダ。ホワイト騎手がチラッと内を見て、コンゴウリキシオーが押して行くのを確認してからウオッカをサッと交わして2番手に。ラップは3F34.6、4F46.2、1000mが57.9のスローペース。昨年のコンゴウリキシオーは4F45.9で行っているので楽なペースのように思えた。ウオッカは前に出して3番手、追い込みのグッドババは何と4、5番手でウオッカをマークするような位置取り。後半の4Fが46.5で昨年とほぼ同じような上がりで、昨年同様スローで前残りのレースとなったが、レースレベルは昨年より低いと見たい。
後続を3馬身ほど引離して直線に向くと、残り400で最内からウオッカがアルマダ、コンゴウリキシオーを一瞬に交わして先頭に立ち、残り200で3馬身近く突き放して余裕のゴール。
馬体重も回復しパドックでの気配も良かったので今日は走る予感はあったが、あんなに前の位置でのレースになるとは思わなかった。まるでダイワスカーレットのようなレースをしたウオッカだが、抜出すときの瞬発力には凄みがあった。ゴール前100辺りから流しているような走りに見えたので何とも言えないが、依然として末脚の持続力に不安があるような気がする。先行することで欠点を上手く隠したイワタの好プレイと見る。
先行して流れこんだアルマダはスタミナのある末脚が目に付いた。休養明け4戦目で馬がフレッシュだったことも好結果に結びついた要因だろう。
エイシンドーバーはグッドババの直後の位置取りで、4コーナーではウオッカの後まで押し上げてきた。直線は残り200から脚を伸ばしてきたが、アルマダに1馬身弱及ばなかった。荒れ馬場で持味のスピードが若干殺されたのは残念だった。
期待したスーパーホーネットは中団からの競馬で、直線はやや内に進路をとり追出されるも、残り200で脚が上がってしまった。やはり懸念されたように、坂のあるマイルは長すぎるのかも知れない。
グッドババは2.4秒差のブービー。馬体重が-15Kでパドックで発汗が酷かったので調子落ちではないだろうか。本来追込む馬が行ってしまっては持味が出せるわけがない。調整の失敗のような気がするが、それにしても負け過ぎである。
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