【株戦記】 待てば海路の日和…辛抱、シンボー… [株]
今週の市場
DOWは底を打ち急反騰したが、日経平均は軟調で6週連続の陰線で終わった。
--------------------------------------
週末値 前週比
Nikkei225 12,803 -236
NikkeiJQ 1,454 - 14
Mothers 497 - 20
Dow30 11,496 396
Nasdaq 2,282 43
CMEN225 13,140 180
--------------------------------------
日経平均は15日に終値で3ヶ月ぶりに13000円を割り12700円台まで下落した。米国市場の急反騰を受け週末には12999円まで上昇する場面もあったが、3連休を控えて見送り気分が強く買いが続かなかった。原油先物が急落したことから鉱業の下落が目立った。
新興市場も軟調でマザーズ指数は8週続落で、昨年12月からの10週続落に迫ってきている。騰落レシオは東証一部が72%、マザーズが60%と低水準にある。
米国市場はDOWが4週続落後の反発、NASDAQが6週続落後の反発の週になった。4-6月期の決算はまちまちだったが、悪材料出尽くし感もあり金融関連中心に買い戻されている。
ただ、グーグル、マイクロソフトは好業績を発表したが、市場予想以下が嫌気され株価は急落した。テクノロジーセクターの今後が憂慮される。
米国市場の急反発は予想通りであったが、東京市場も連れ高になると予想していたので失望感の強い週になった。インテルの好決算で半導体関連銘柄が上昇してしまったので見てるだけになってしまった。ネット関連銘柄も微妙に上がってしまったので手を出さなかった。まあ、そのうちチャンスが来るだろう。
来週の主なスケジュール
------------------------------------------------
国内
23日 6月日本製半導体製造装置BBレシオ
25日 6月全国消費者物価指数
海外
24日 6月中古住宅販売件数(米)
25日 6月新築住宅販売件数(米)
6月耐久財受注(米)
------------------------------------------------
来週の展望と投資スタンス
米国では決算発表がピークを迎え、住宅関連の統計指標の発表が相次ぐ。国内でも決算発表が始る。米国では21日のアップル、テキサスインスツルメンツ、22日ヤフー、23日アマゾン、日本では22日信越化学、KDDI、24日キャノン、ファナック、25日アドバンテスト、ヤフーなどに注目している。
大方は日経平均は13000円前後でのなべ底の予想だが、米国市場の動向次第では意外な展開もあると見ている。米国市場は最悪期は脱し回復が鮮明になるのではないかと見ている。金融不安は残り、住宅価格の下落も続いているので、ちょっとしたことで市場心理が悪化する恐れもあるが、米国市場は概ね悪材料は底を打つ時期にきているような気がする。
かたや、国内市場はゼファーの民事再生法申請など不動産市況悪化から関連業種・銘柄に売り圧力が強まることが予想される。決算も減益は確実なので、今までの株価下落でどこまで見込んでいるかだが、かなり織り込んだと見ている。
投資スタンスは買いで臨みたい。ゾーンに入ってきた銘柄には買いを入れたいが「売りは迅速、買いは悠然」との格言もあるのであせらずチャンスを待ちたい。東京市場も梅雨明けは間近と見るが、局地的な豪雨には注意を払いたい。
コメント 0