【株戦記】 SQを意識し下値を探る展開か? [株]
今週の市場
どこかの国の首相がアッサリと職を投げ出し、日経平均もアッサリと12500円を割り、週間で今年最大の下げ幅、下げ率になった。
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週末値 前週比
Nikkei225 12,212 -860
NikkeiJQ 1,333 - 38
Mothers 424 - 40
Dow30 11,220 -323
Nasdaq 2,255 -112
CMEN225 12,175 -735
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東京市場は週初から軟調で、米国市場が上昇しても反応が鈍く、逆に下落すれば加速するように下落する展開で、週末には窓を開けて下落した。売買代金は日を追うごとに増加し、週末には2兆円を超えてきた。下値で拾っているのか、はたまた損失覚悟の投売りが増えているのか判断に迷うところだ。東証1部の騰落レシオは70.9で売られ過ぎを示唆しているのだが…。
業種別で上昇したのはゴム製品、紙・パルプの2業種のみ。海運、卸売、鉱業等は週間で13%以上下落した。個別では三菱UFJ、SBIホールディング、エルピーダメモリーなどが上場来安値を更新した。
新興市場は悲惨で日経JQ平均は5日続落で連日の年初来安値更新。週間では6週続落。マザーズ指数は4日続落で、こちらは連日の指数算出以来安値を更新となった。
米国市場も景気後退懸念が強く、原油も下落したこともあり、エネルギー、素材、テクノロジーの下げが目立った。Nasdaq指数は5日続落、フィラデルフィア半導体指数(SOXX)は4日に322ポイントと年初来安値を更新した。
8月の携帯電話契約数が発表された。純増数はソフトバンクがトップで16ヶ月連続でトップとなり、年内に累計で2000万件突破することはほぼ確実となった。ただ、iPhoneの販売台数は伸び悩んでいるようだ。ある月刊誌でキャッシュフロー危機が到来していると書かれていたが、孫社長が次ぎどんな手を打ってくるか楽しみでもある。
先週買ったSBIはルールに則り損切りをした。狙っている銘柄がターゲットゾーンに入ってきたので買いを入れていたが、欲張ってかなり下の価格で指していたので約定できなかった。指値を上げることも考えたが、米国での雇用統計発表や来週のSQを考えるともう一波乱あると見て見送った。
来週の主なスケジュール
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国内
08日 8月景気ウォッチャー調査
11日 7月機械受注
12日 4-6月期GDP2次速報
先物・オプションSQ
海外
12日 8月小売売上高(米)
8月生産者物価(米)
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来週の展望と投資スタンス
3月17日日経平均が安値をつけた週から26週目が来週だ。11日は米国で同時多発テロが発生してから7年目となる。日米とも政治の季節に突入したこともあり、波乱の目にはこと欠かない。
来週は今週の大幅な下落の反動で買戻しもあるだろうが、週末のメジャーSQを意識した思惑的な売買に左右されそうな気がする。先物主導で下値を探る展開になり、日経平均は3月17日の安値11691円を意識した値動きになると見ている。ドルベースの日経平均は既に3月17日の安値を更新しているので、日経平均も外国人投資家の手仕舞い売りでアッサリと安値更新もあると考えた方が良いかも…。米国での経済指標の発表は少ないので、原油価格と為替がポイントになるだろう。
景気後退確実のなかで、国内の経済指標が下振れするようなら、市場は一気に弱気が充満しそうだ。ここは勇気を持って買い出動したい。「野も山も皆弱気なら阿呆になりて買うべし」との格言もあるのでどこまで阿呆になりきれるかだろう。買うのは9日、12日? 3の倍数ならアホになれるから(笑)。
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