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【株戦記】 人の行く裏に道はあるか? [株]

今週の市場
東京市場はMacとMae、Lehman Brosに振り回され値動きの荒い週であったが、終ってみれば日経平均は先週末とほとんど変わりなく疲労感だけが残る週末となった。[soon]

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            週末値     前週比
 Nikkei225     12,214          2
 NikkeiJQ       1,332       -  1
 Mothers           437         13

 Dow30         11,421       201
 Nasdaq          2,261          6
 CMEN225    12,315       140
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ポールソン財務長官が休日返上で発表したGSE2社への政府支援が好感され、月曜日の日経平均は400円以上上昇した。ところが、リーマンブラザーズの決算が予想以上に悪く、資金調達も不透明なためDOWが急落したことから、東京市場は火曜日から3日続落した。週末には前日の米国市場でBOAがリーマンを買収するニュースで引け際に急騰したことから、東京市場も買戻しが優勢となったものの後場12059円まで下げる場面もあった。SQ値は12295円。

業種別ではその他金融が16%以上上昇し、不動産、銀行なども上昇が目立った。一方、電力・ガス、紙・パルプ、その他製造などが下落した。

リーマン・ブラザーズの資本調達は政府が仲介するようなので近々解決策が示されそうであるが、メリル・リンチやAIGにも不安が広がっているようなので予断を許さない状況が続きそうだ。住宅価格の下落が止まらない限り次々と信用不安の波が押寄せてくる構図は今後欧州にも波及すると見ている。それを見越してユーロはドルや円に対して急落している。日本のバブル崩壊後の映像を早回しで見ているような錯覚に陥る。

今週は10日に東京エレクトロン、12日にディスコを買った。東京エレクトロンは週末に急騰したので売却も考えたが、来週BBレシオが発表されるのでそれを待ってからでも遅くないと判断しホールドした。他にも買いたい銘柄がたくさんあったが、先行きの不透明感もありもう少し待ってみることにした。勇気を持って買っておけばよかったと後悔することにならなければ良いのだが…。

来週の主なスケジュール
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 国内
  16日  日銀政策決定会合(~17日)
  18日  8月日本製半導体製造装置BBレシオ
        基準地価

 海外
  15日  上海・香港市場休場(中秋節)
  16日  8月消費者物価指数(米)
        FOMC
  18日  8月北米製半導体製造装置BBレシオ
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来週の展望と投資スタンス
米国金融株の動向次第の相場展開になりそうだ。リーマン・ブラザーズの買収問題、連想で売られたメリル・リンチ、AIGの経営不安、ゴールドマン・サック決算発表(16日)、モルガン・スタンレー決算発表(17日)と続く。FOMCでFRBの声明文も材料視されそうだ。米国の金融危機も来週辺りで最悪期を脱すると予想しているが、欧州はこれから問題が起きてきそうな気がする。

国内も自民党総裁選は佳境に入るが、総裁が決まって新内閣が発足するまでは買いは手控えられるとみる投資家が大多数だろう。米国市場動向を睨みながらの展開で薄商いのなか、先物の値動きに敏感になり日経平均は12000円割れて年初来安値を更新する可能性もあると見ている。

投資スタンスは下がれば買いで臨みたい。世界同時株安で市場にはベアが出没しているが、熊は間もなく冬眠に入ると見たい。予想に反して熊が冬眠せず暴れだしたら、その時はあらかじめ決めたルールに従い損切りするだけである。No Risk、 No Gainだ。

 

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タグ:投資
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