スプリンターズＳ 予想

電撃の６ハロンとも言われるこのレース。スピードの絶対値を競うレースだが、快速ミスプロ系産駒がいないのが物足りなさを感じさせる。ＢＭＳで見るとミスプロ系は２頭いるのだが…。

ハナを切るのはウェスタンビーナスか。ビービーガルダン、エムオーウィナーあたりも積極的に行くので先行争い激しくハイペース必至の流れだろう。推定タイムは１分７秒５前後か。

高松宮記念１～３着馬と４歳上昇勢力３頭の争いと見る。宮記念組では臨戦過程が順調なキンシャサノキセキが一番手だろう。この馬にとって中山千二の外枠も折合いをつけるには好都合だろう。上手く折合えれば切れ味鋭いので念願のＧⅠタイトルに手が届くような気もするが、フジキセキ産駒がこのレースであまりいい成績を収めていない（０－０－０－８）うえに、中山芝の重賞でも２着、３着が多いのが引っ掛かるのである。と言う事で対抗としたい。

アンカツのビービーガルダンにデンデンムシをつけたい。キーンランドカップで４連勝目前のところを伏兵タニノマティーニにチョイ差されてしまったが、勝ちに等しい２着であった。父チーフベアハートはDanzig系で、ミスプロ系と並ぶスピード血統なので中山の早い芝にも十分対応できると見る。
加えて断然先行有利なこのレース向きの脚質なのでアタマで狙ってみたい。

前走のスズカフェニックスは出遅れてレースをしていなかった。ここのとこ煮え切らないレースが続いているが、今回はヤネがノリに替わるので何かやってくれそうな期待がある。叩き良化型で出遅れさえなければ脚質にも幅があり、瞬発力にも優れているので、まとめて差し切る可能性もあると見て単穴にする。

ダートと芝の千二を４連勝中のスリープレスナイトは人気になるだろうが、この馬は一本調子のレースでは強いが切れ味はクロフネ産駒らしくそれ程優れてはいない。平坦芝やダートなら惰性でゴールを駆け抜けても、坂のある芝では苦しいのではないだろうか。先行力があるので展開次第では渋太く粘りこむことも考え連下には取っておくが…。

今年の宮記念を制したファイングレインは勝ち星が全て直線平坦コースなので中山の急坂では一枚割引いた評価にしたい。

３歳馬アポロドルチェもまだ捨てきれない。前走のセントウルＳでも重いシルシをつけたがほとんどレースをさせてもらえなかった。新潟の直線だけの競馬で不利なインコースから３着に押上げてきた力は相当なものと今でも思っているので複穴として狙ってみたい。

まとめると　　　

　　　　　◎　　ビービーガルダン
　　　　　○　　キンシャサノキセキ
　　　　　▲　　スズカフェニックス
　　　　　△　　スリープレスナイト
　　　　　△　　ファイングレイン
　　　　　☆　　アポロドルチェ

馬券は◎○を軸にした馬連と３連単にする。

 

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