シリウスＳ 回顧

先行有利な阪神ダート二千にしては最後方からレースをした馬が１、３着と予想外の結果になった。

        天候；　　   馬場；良
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　　　 マイネルアワグラス　　2:03.8　　前半34.1-47.8
　○　ワンダースピード　　　 アタマ　　  上り49.7-37.4
　　　 ダークメッセージ　　　 １ 1/4
　　　 ラッキーブレイク　　　  １ 3/4
　△　ドラゴンファイアー　　  ２ 1/2
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馬券　◎がブービーでは…。 そう言えば昨年は◎が殿だった。

ダノンビクトリー、ユキチャン、マイネルテセウスの３頭が並んでハナ争い。が、シゴいて行ったイイデケンシンが１コーナーを回るときには先頭にたった。ラップは３Ｆ34.1、１０００ｍが60.9と芝並みのハイペース。ワンダースピードは中団より後目の位置取り。ダークメッセージ、マイネルアワグラスは最後方から。

直線残り二百でワンダースピードが先頭に立って押し切りを計るが、内からラッキーブレイク、外からマイネルアワグラスが襲い掛かってきた。マイネルアワグラスが一完歩毎にワンダースピードを追いつめ、並んでゴールしたが、アタマだけマイネルが出ていた。

前半の千が60.9、後半の千が62.9と上がりのかかるレースで、４コーナーでいい位置を取るため各馬早めに仕掛けたので、後方で脚を溜めた馬に向いた流れとなった。

最後方からの競馬になったマイネルアワグラスは３コーナーから外を回って上がって行き、４コーナーも大外を回して、直線入口ではワンダースピードの直後まで上がってきていた。先に抜出したワンダースピードを最後は持続力のある末脚で捉えた。この馬秋から初冬にかけて調子を上げてくるタイプかも知れない。となると全弟のマイネルチャールズは菊花賞で一発あるかもしれないな。まあ、今日のところは展開とハンディに恵まれたこともあるので、ＪＣダートで云々できるかと言うと？である。

阪神二千ダートのスペシャリストと言ってもいいワンダースピードは先頭に立って１頭になったところで気を抜いてしまったようだが、休み明けを考えれば敗れて強しのレース内容であった。いつもは先行する馬が後からの競馬になったのも久し振りのレースだったからだろう。一叩きした次は持ち前の先行力が復活すると思うので期待してもいいと思う。

３着に突っ込んできたダークメッセージは最後方からだったが、３コーナーからインを上がっていき、４コーナーから直線にかけて前があいたところ外目にに持ち出して追込んできた。ゴール前の脚は目に付いたが少々脚を余したような感じだった。芝の重賞でもそこそこ活躍している馬なので、久し振りのダート戦でも素質で上位に来たと言うことだろう。ダートに慣れてくれば更なる活躍が期待できるのでは…。

昨年の勝馬ドラゴンファイアーは勝負所の３コーナーで置かれて後方から２番手の位置まで下がってしまった。直線だけで５着に来たが、先頭から６馬身も離されたとこを見ると、まだ本調子ではないようだ。次は府中の武蔵野Ｓだと思うが、叩き３戦目で長い直線なら期待は持てると思う。

期待した初ダートのドラゴンウェルズは砂をかぶって嫌気したのか終始最後方。血統的にはダートでも問題ないと思うが、慣れが必要のようだ。距離も２ハロン長いのかも…。

 

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