毎日王冠 予想

ディープスカイが天皇賞・秋への参戦を表明し、凱旋門賞帰りのメイショウサムソンも連覇を狙って意欲を見せているようだし、牝馬ウオッカにはここを軽く制し堂々と盾で向い撃ってもらいたいものだ。

ハナを主張する馬が見当たらない。脚質転換したノリのカンパニー、フィールドベアあたりが先導するスローな流れだろう。チョウサンの大逃げも考えられるが…。「府中の千八展開いらず」とは言っても、これだけ後から行く馬が多く、開幕週の馬場で前が止まらない事も考えると、前々で捌ける馬に利があると誰もが考えるだろう。推定タイムは１分４５秒前後か。

夏のローカル重賞では４歳馬の活躍が目立った。タスカータソルテ（札幌記念）、トーセンキャプテン（函館記念）、ドリームジャーニー（小倉記念）、アルコセニョーラ（新潟記念）と昨年秋から今年の春まで重賞でほとんど勝てなかった世代が、ようやく上の世代と互角以上の勝負が出来るようになってきた。春の総決算のレース宝塚記念の結果を見ると４歳世代と５歳以上の世代の力差は歴然としていたが、一夏越したことで差がどの程度詰まってきたか見極めるレースになると思う。

調教が軽いとか緩い仕上げだとか言われているようだが、９分程度の仕上がりでも府中ならウオッカでいいと思う。タニノギムレット産駒は休み明けは走らないなんて根拠のないことである。気懸かりは鞍上だ。ユタカは何故か押えて後からの競馬をやりたがる。安田記念のイワタのように無理に押えず馬任せで好位をキープするような乗り方が出来ればアッサリと勝つと思うが、変に押えて４コーナー最後方から外に持ち出して追込んでくるようなら脚を余して届かない可能性もあるだろう。まあ、ユタカも超一流ジョッキーなので研究はしているだろうが…。

相手は３度目の毎日王冠となるカンパニーだ。ノリとのコンビで先行脚質になってから成績が安定してきた。今回はハナも考えられるメンバー構成なので、前半ユッタリした流れで脚を溜めることが出来、直線坂上から温存した切れる末脚で後続を引離して粘りこみを期待したい。

ダークホースにはアドマイヤフジを抜擢したい。ＧⅠでも掲示板の下のほうに載ることもあるが、いまひとつパンチが足りないので善戦の域を越えないもどかしさがある。大跳びで速い時計がないので、今回は思い切って前に行くのではと見ている。府中コースも問題なさそうだし、距離もむしろ二千前後がいいようにも思える。人気もないようなので川田くんには思い切った乗り方をしてもらいたい。

連下には府中コースと輸送に難があるものの仕上がりが良さそうなサクラメガワンダーと新人三浦皇成の腕に春の不調からの変わり身を期待したいドリームパスポートの２頭を取る。

スーパーホーネットは府中のマイルでも距離が長いと感じた安田記念から、府中の千八では用がないと思うのだが…。

　まとめると　　

　　　　　◎　　ウオッカ
　　　　　○　　カンパニー
　　　　　▲　　アドマイヤフジ
　　　　　△　　ドリームパスポート
　　　　　△　　サクラメガワンダー

馬券はウオッカを軸にした馬連を主力に３連単を少々。

 

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