府中牝馬Ｓ 予想

昨年のオークス馬、一昨年の桜花賞馬、オークス馬が顔を揃えた。いささか、「昔の名前で出ていまーす」の感がないでもないが…。

昨年のこのレースで２、３番手追走したヤマニンメルベイユ、アサヒライジングがハナを争うだろうが、競ることも無く１０００ｍが５９秒台中程の平均よりやや遅いペースになるのではと見ている。推定タイムは１分４５秒後半か。まあ、「府中の千八展開いらず」なので展開による紛れは少なく、現時点での馬の実力を素直に評価するのが正解と思うのだが。

実力的にはＧⅠ２勝（降着のエリザベス女王杯を含めれば３勝）のカワカミプリンセスが抜けていると思う。金鯱賞では牡馬相手に差のない競馬をしているので、骨折の影響はなく復調したと見ていいだろう。府中コースもスイートピーＳ、オークスと連勝した相性のいい舞台である。鞍上も代打ち得意のノリなので、牝馬同士のここならアッサリかも知れない。

ただ、牝馬の世代レベルからすれば現４歳世代が圧倒的に強い。既に牝馬クラシック以外でＧⅠ馬を５頭出している世代である。ウオッカ、ダイワスカーレットは別格であるが、他にも能力ある素質馬が揃っている。その中でも桜花賞馬ニシノフラワーを母とするニシノマナムスメはまだまだ伸びる馬だと思う。昨年秋に３連勝しオープンに上がり、今年の春にはマイラーズＣで後の宝塚記念馬に先着している。安田記念こそ不利を受けて大敗しているが、それ以外の重賞では掲示板を外していない。芝状態の良い今の馬場なら、前目につけて直線坂上から抜出す競馬で押し切れると見て主力に押したい。

相手はカワカミプリンセスでいいだろう。ノリなので２着がお似合いかも…（笑）。春は期待外れの成績だったベッラレイアも４歳牝馬世代を代表する馬の１頭である。父ナリタトップロードで晩成型と思われるので、成長力に期待を込めての単穴にしたい。もしかしたら、もう終っている可能性もあるが…。

他ではマイネカンナに未知の魅力を感じている。アグネスタキオン×サッカーボーイならまだまだ成長余力は有りそうだし、半兄マイネルキッツも４歳秋以降メキメキ力をつけてきたことと府中コースが得意なこともあり、この秋の府中で大化けする可能性があるとすればこの馬ではないだろうかと思う。昨年２着のアサヒライジングともども連下に取る。

　まとめると　　　

　　　　　◎　　ニシノマナムスメ
　　　　　○　　カワカミプリンセス
　　　　　▲　　ベッラレイア
　　　　　△　　マイネカンナ
　　　　　△　　アサヒライジング

馬券は◎を軸にした馬連４点にしたい。

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