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【株戦記】 決算発表で業績悪化を織込む展開か? [株]

今週の市場
先週に続き、今週も歴史に残る週であった。全てはブッシュとポールソンの戦力逐次投入と緩慢なプレイが原因だ。早くヘッドコーチとクオーターバックを交替した方がいい。オバマ+αに。[soon]

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            週末値    前週比
 Nikkei225      8,693       417
 NikkeiJQ       1,084        53
 Mothers           310        41

 Dow30          8,852       401
 Nasdaq          1,711        62
 CMEN225      8,655       655
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13日ニューヨーク市場の過去最大幅の上昇(936ドル)を受けて、3連休明けの東京市場は過去最大の上昇率(1171円、+14.2%)を記録し、8日ぶりに急反発した。しかし、15日米国の小売売上げが予想以上の悪化からDOWが歴代2位の下げ幅(733ドル)になると、翌16日の日経平均は歴代2位の下落率(1089円、-11.4%)となった。ちなみに、歴代1位の下落率はブラックマンディー翌日の1987年10月20日に記録した-14.9%である。

業種別では空運、ゴム製品の上昇が目立ち、一方海運、鉱業は大きく下落した。原油先物相場の暴落が影響しているようだ。

新興市場は日経ジャスダック平均が14日に14日ぶりに反発し、週足でも12週ぶりの陽線となった。マザーズ指数は休日明け急騰し、その後は低位で比較的落着いた値動きで、週足も4週ぶりの陽線になった。

注目していた米国企業の7-9月期決算は、金融関係は予想通り悪かったが、テクノロジー関連は予想外に好調だった。AMD、IBM、Googleなどはアナリスト予想を上回った。金融不安による景気後退の影響は次の4半期あたりから顕在化するのかも? それとも米企業の業績は意外と堅調なのかも?

ストップ高、ストップ安と極端な値動きでは呆然と見ているだけだった。板を見ていると大口の売り、買いが入っているようなので、ヘッジファンドや投資銀行の換金売りが一気に出たのではないかと思われる。リスクを取る覚悟はしていたが、あまりにも異常な展開に思考力が麻痺してしまった。週末には諦めて、先週丸善で買ってきた「なぜ米国経済は崩壊に向うのか」や「ソロスは警告する」などを読んで、もう一度考え方を整理・再構築する時間にあてた。

来週の主なスケジュール
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  国内
    20日  9月日本製半導体製造装置BBレシオ

  海外
    20日  7-9月期GDP(中国)
    24日  9月中古住宅販売件数(米)
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来週の展望と投資スタンス
今振り返ってみると暴風雨の2週間であったが、米国、欧州で金融危機への対策は一応出揃ったので、危機は回避できそうと見ている。今後は信用収縮による実体経済への影響がどの程度の深さで何年続くのか見極めるステージに移ってくると思う。米国の景気後退を市場は織込み始めているので、日米の株式市場も徐々に平静を取り戻すと見ている。

その意味でも日米の主要企業の決算発表は目が離せない。米国ではTI(20日)、Apple、Yahoo(21日)、Amazon(22日)、Microsoft(23日)、日本ではKDDI(22日)、信越化学(23日)、ファナック、ヤフー(24日)などが予定されている。業績下方修正のオンパレードになりそうだが…。

株価急落でネット証券の口座開設が急増しているようだ。今回の急落は買いのチャンスと見ている株式投資未経験者が多いようだ。ウォールストリートの靴磨き少年が株の話をすることで株式相場がピークになったと悟り、持株を全部売却したエピソードがあるが、株式市場に未経験者が急増するような状況は、まだ買い場でないのかもと思ってしまう。

来週は自律反発の可能性もあるが、様子見の中立スタンスで行こうと思っている。ただ、株価指標面で割安な銘柄が多いので、狙っている銘柄が下押ししたら買いにまわるかも。それとは別に決算発表や通期見通しを分析してもう一度各銘柄のターゲットゾーンを設定しようと思っている。

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タグ: 投資
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