天皇賞・秋　予想：K cube　Lab：SSブログ

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天皇賞・秋　予想　[競馬] [編集]

前売り段階ではウオッカ、ダイワスカーレット、ディープスカイの３頭が単勝３倍そこそこで並んでいる。次がドリームジャーニーの１５倍台なので、４歳牝馬２頭と３歳馬が抜きん出ている評価のようだが果たしてそうだろうか？

セントライト記念で逃げ粘ったキングストレイルが強引に行かない限り、持っているスピードの違いでダイワスカーレットがハナに立つと見る。この２頭を追いかけるのがアサクサキングス、ウオッカ、アドマイヤフジあたりか。まさか、ユタカがダイワに喧嘩を売って行くとは思えないので、淡々とした流れでスローペースになりそうだ。残り８００からペースアップし、上がりの速い競馬が予想される。推定タイムは１分５８秒５前後と見る。

３強とも言われる今年の秋の天皇賞だが、３強それぞれに弱点はあるので下記に主なものを列挙したい。

ディープスカイ
　古馬との混合重賞で３歳世代の成績は２着が最高と芳しくないので世代レベルが低いのでは？　ダービーと神戸新聞杯の勝タイムは馬場差があるにしても、昨年の勝馬ウオッカ、ドリームジャーニーに比べると各々2.2、0.6と大きな差がある。
ＢＭＳのChief's Crown はDanzig系でアグネスディジタルと同じであるが、時計のかかる重馬場での勝利であった。

ウオッカ
　ブライアンズタイム系産駒の天皇賞・秋の成績はマヤノトップガンの２着のみ。ＢＭＳでもサンライズペガサス（父はサンデーサイレンス）の３着のみと言われているほど府中二千適性は高くないのでは？
毎日王冠で意表をつく逃げはスローな流れが予想される今回折り合いに支障をきたさないか？

ダイワスカーレット
　５ヶ月以上休養明けの天皇賞で３着以内に来た馬はここ２０年いない。春の天皇賞以来のトウカイテイオーも阪神大賞典以来のナリタブライアンも馬群に沈んだ。しかも府中は初めてのレースになる。

一方で、これら３強を負かすような馬がいるかとなると、最強の世代の５歳勢か伸びしろのある４歳勢に可能性を求めたいが、既に４歳牝馬２頭とは勝負付けが済んでいる馬ばかりなので、多くは期待できないと見るのが普通だろう。

結論から言うと４歳牝馬世代は稀に見る強い世代である。混合ＧⅠだけを見てもダイワスカーレット（エリザベス女王杯）、アストンマーチャン（スプリンターズＳ）、エイジアンウィンズ（ヴィクトリアマイル）、ウオッカ（安田記念）、スリープレスナイト（スプリンターズＳ）と５頭の勝ち馬を出している。強い４歳牝馬の中でもダイワスカーレットとウオッカは別格である。今や最強の５歳世代牡馬陣がサクラメガワンダーしかいないメンバー構成なら、ダイワスカーレットとウオッカは盾に最も近い位置にいると言ってもいいだろう。

ウオッカとダイワスカーレットのどちらを主力にするか迷うところだが、自分でペースを作れそうなダイワスカーレットが７ヶ月の休み明けでもキッチリと仕事をしてくれることを期待して本命にしたい。松国調教師ならトウカイテイオーやナリタブライアンのようなことはないような仕上げをしてくると見ているのだが…。それに、ここのとこイワタ、ウチパクと地方出身騎手がＧⅠを取っているので今週はアンカツの番かも？

もちろん、相手はウオッカである。ユタカはダイワをマークした乗り方をすると思うが、得意？のタメ殺しによる後方からの競馬だと苦戦する可能性が高い。ダイワが行くとそう簡単に止まらないことを知っているので、４コーナー回るときはダイワの直後にはいると思うが…。

今年のダービー馬ディープスカイは３歳世代ではダントツであるが、初めての古馬との戦いで苦戦しそうである。内の２番枠も中団より後の位置で競馬をするこの馬にとってあまり有利ではなく、直線中々馬群がバラけないので外に持ち出すことになりそうだ。古馬を相手に外差しを決めるには、少なくとも上り３３秒台前半の脚が必要だが、果たして古馬陣の馬群の中で揉まれるなか末脚を温存できるか見物である。取合えず単穴にしておくが、当日の馬体重、パドック次第では評価を下げるかも？

連下と言うか３着候補には先行できるリファール系のアサクサキングスと強い５歳世代からただ１頭出走しているサクラメガワンダーを取りたい。

他では府中に強いジャングルポケット産駒のトーセンキャプテンの素質を買って見たい。３歳時に新馬から３連勝で重賞まで一気に行った素質は相当のものだと思う。骨折のため長期休養し復帰後精彩を欠いていたが、レースを重ね函館記念を制し、少し順調さを欠いた前走の毎日王冠でもゴール前まで見所十分のレース内容であった。鞍上のペリエにも期待して複穴の評価にしたい。