有馬記念:ダイワスカーレットは勝てない!? [競馬]
凱旋門賞のZarkava、BC Ladie's classicのZenyatta、天皇賞・秋のウオッカと世界的に牝馬の活躍が目立った2008年だが、有馬記念も恐らく1番人気は牝馬のダイワスカーレットになるだろう。1971年のトウメイ以来の牝馬の有馬記念馬が誕生するの可能性は…ナイ…トオモイタイ???
昨年の有馬記念では「ダイワメジャー、ダイワスカーレットの連対はない!?」と大見得を切って大恥をかいたが、今年も懲りずにダイワスカーレットのアラを探して切りたいと思っている。恥の上塗りにならなければよいのだが…。
まずはアグネスタキオン産駒の中山2500の距離実績を見てみる。
サンプル数が少ないが、8戦して1着3回、2着2回と勝率、連対率とも申し分ない成績である。ただ、エフティイカロス1頭で5戦して1着2回、2着1回となっている上に、母の父トニービンが3勝、2着1回と血統的なバイアスが見られる。
アグネスタキオン産駒に距離不安はないようにも見えるが、母スカーレットブーケは1800までしか勝鞍がなかったことや兄ダイワメジャーも2年連続で3着しているものの、2回とも勝ち馬からは3馬身以上離されているところを見ると限界距離であるとも言えるのではと思う。更に昨年は裸同然の53K、今年は2K増量の55Kでマークがきつくなることから昨年以上の成績は期待できないと考えるのが妥当ではないだろうか?
次に有馬記念における牝馬の成績を見てみたい。1971年のトウメイまでは3着以内、それ以降は掲示板に載った牝馬の成績である。
複数回有馬に出走してきた場合、最初の成績が最も良くて2回目以降は必ず成績を落としていることがわかる。これまたサンプル数が少ないが、実は牝馬に限らずサンプル数の多い牡馬でも同じような傾向がある。
過去のデータを覆してダイワスカーレットが先頭でゴール板を通過する可能性は低いと見たい。昨年と同じ着順はあるかもしれないが、初めて連対を外す可能性も相当あると見たい。
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