小倉大賞典 回顧

従来の小倉大賞典の最高タイムは１分４６秒４であるから、それを１秒５上回る１分４４秒９はレースレコードで、幾ら開幕週の絶好の芝コンディションと言っても優秀な時計である。レースレベルは高いと評価していいような気がするので、上位馬はこれからも活躍が期待できると思う。

             　　　　　　　　　天候；　　 馬場；良
-----------------------------------------------------------------------
　　△　サンライズマックス　　　1:44.9　　前半3F 35.0 - 4F 46.7
　　◎　ヤマニンキングリー　　　１／２　　  上り4F 46.5 - 3F 34.9
　　　　 ミヤビランベリ　　　　　  クビ
　　○　レッツゴーキリシマ　　　３／４
　　　　 マストビートゥルー　　　 クビ
-----------------------------------------------------------------------
馬券　　馬連　的中！　この重賞の馬券を取ったのは初めてだァ～

まずミヤビランベリがハナを伺うものの大外枠からフサイチアウステルが押して押して内に切れ込みながら先頭に立った。後続を２、３馬身引離してのフサイチアウステルの逃げは１０００ｍが58.4とややハイペース。３ハロン毎のラップは35.0－35.0－34.9と中間での緩みもなく、後続も結構脚を使わされて厳しい流れとなり、開幕週の時計の早い馬場もあり先行勢が上位を占めるレースとなった。

昨年の毎日王冠以来のレースとなったサンライズマックスは終始インの４、５番手に位置し、直線馬群を割って伸びてきた。ステイゴールド産駒らしく小回り平坦は自分の庭だと言わんばかりのレースだったと思う。いつもは後から行く馬を好位からの競馬にしたノリの好騎乗も光った。これで４ヶ月の休養・放牧を２回挟んでＧⅢを３勝したことになり次は大きい所を狙いたいところだ。、さすがに春の天皇賞は距離が長すぎると思うが阪神大賞典あたりを使ってみるのも手かも知れない。

またもや２着のヤマニンキングリーは勝ったサンライズマックスの直後にいたが、３コーナー過ぎから仕掛けて外目を上がっていき、直線やや外に持ち出して追込んできたが瞬発力の差が出てしまったようだ。それに勝馬とは通ったコースの差もあるような気もする。この馬も平坦コース適性は十分なので今後もローカル重賞での活躍が期待できると思う。

３着のミヤビランベリはフサイチにハナを奪われ自分の形に持ち込めなかったにも関わらず、直線先頭に立ちゴール寸前まで粘っていたのには驚いた。母の父が内国産のホリスキーらしく、タフに渋太く活躍するのかも…。切れる脚はないので上のクラスへ行くと苦戦すると思うが馬場が渋れば穴を開けるかも…。

４番手追走のレッツゴーキリシマは直線ミヤビランベリに並びかけ先頭に出る勢いだったが、最後突き放されてしまったのは距離のせいだと思う。やはりこの馬に最も合っているのは速い流れのマイルのような気がする。

穴で期待したノットアローンは後方からのレースで、直線は大外に持ち出して追込んできて８着と着順は悪いが、５着以下数頭が一団でなだれ込んできたのでタイム差はない。先頭とも0.3差なので今日の展開を考えれば善戦したともいえる。ただ、母系からやや成長力に欠ける嫌いがあるので今後は厳しい競馬が続くような気もする。

 

タグ：サンライズマックス 小倉大賞典