京都記念 回顧 [競馬]
春の天皇賞に向けてアサクサキングスが復活の狼煙を上げたが、むしろヴィクトリーの折合ったスムースな逃げの復活の方が脅威だと思う。
天候; 馬場;良
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◎ アサクサキングス 2:14.6 前半3F 36.1 - 4F 48.2
△ サクラメガワンダー クビ 上り4F 48.2 - 3F 36.0
ヴィクトリー 1
▲ カワカミプリンセス 1/2
タスカータソルテ 3 1/2
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馬券 馬単 :的中 !!
3連単:予想ではシルシ付けなかったがヴィクトリー押えて的中!(後だし御免…)
逃げると見られたマンハッタンスカイを制してカワカミプリンセスがハナに立とうとしたが、外から好スタートのヴィクトリーが気合をつけて先頭に立った。後続を3馬身ほど引離しての逃げは、1000通過が60.7と時計のかかる今の馬場では平均ペース。アサクサキングスは4番手、サクラメガワンダーも5番手と有力馬は前目でのレースになり、GⅠで戦ってきた馬が順当に上位を占めた。
菊花賞以来の勝利となったアサクサキングスは3コーナーから動き、4コーナーでは2番手まで押上げてきた。直線はつれて上がってきたサクラメガワンダーと叩き合いになったが、馬体を併せると渋太くサクラをクビ封じた。距離が少し短いのではとの見方もあったが、時計のかかる馬場になったことで欧州系の父系を持つこの馬の勝負強さやスタミナが生きたようだ。重賞3勝は全て淀で挙げたことになるので、昨年3着の春の盾でも有力馬の1頭になるかも知れないが、成長著しい4歳世代には歯が立たないのでは…。
一番人気のサクラメガワンダーはアサクサの動きに合わせてあがって行き、直線入口では3番手まで上がってきたので軽く差し切れるかと思えたが、結局切れる脚がないためアサクサの前に出られずの2着。距離が1ハロン長いのもあるだろうが、詰めの甘さもこの馬の底力不足を物語るところだろう。GⅠで勝つためにはもう一つパンチ力がないと無理だろう。
川田騎手に乗り替わってハナもあるだろうと見ていたヴィクトリーが久し振りの積極的な逃げで3着に粘った。出遅れず上手く折合えればこのくらい走って当然だろう。齢を重ねて気性の悪さが解消してきたなら、素質からも春の盾ではこの馬が恐くなってくる。
カワカミプリンセスは4コーナーで置かれたのが響いて直線伸びているものの4着。牝馬なのでよく頑張ったとも言えるが、適性のある時計のかかる馬場を考えると能力に翳りが見えたと思う。牝馬同志ならもっとやれるかも知れないが、今のままでは目標のヴィクトリアマイルでも苦戦するのでは…?
馬体重が-14Kと発表され嫌な雰囲気があったので馬券の狙いを下げたが、スタート直前に故障で除外されたアドマイヤオーラは怪我の度合いが気になる。軽いことを祈るが、母系から早熟傾向のある馬なのでそろそろ衰えが見えてくる時期でもある。長期休養になるようなら終ったと判断したい。
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