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阪神大賞典 回顧 [競馬]

オウケンブルースリは予想外に動かなかったが、4歳世代の2、3着をみるとこの世代は少なくとも現5歳世代よりはレベルが高いと再認識していいだろう。[soon]

          11489782.gif           天候;[雨]   馬場;重
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 [1] △ アサクサキングス   3:13.2  前半3F 37.4 - 4F 50.4
 [2] ○ ヒカルカザブエ      ハナ    上り4F 53.5 - 3F 40.6
 [3] ▲ ナムラクレセント     1 3/4
 [4] △ スクリーンヒーロー     3
 [5] ☆ トウカイトリック       クビ
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馬券  シルシをつけた馬は全て掲示板に載っているのに◎が…[ふらふら]

テイエムプリキュアの大逃げで道悪馬場にしては中盤のラップも緩まなかったが、その分上がりはとんでもなくかかった。重賞で上り3ハロンの時計が40秒台なんていつ以来のことだろうか…?
1000m毎のラップは63.1-63.7-66.4であるから直線ではほとんどの馬がバテバテでスタミナ勝負になった。道悪適性もさることながらステイヤーとしての資質が問われた一戦だったように思う。

道悪適性は疑問にしても時計のかかる馬場に強くスタミナのあるアサクサキングスにとっては願ってもない条件だったと思う。いつもは2、3番手と先行する馬が今日は中団からの競馬で、3、4コーナー中間あたりから動いて直線入口では3番手の位置まで押上げてきた。直線はヒカルカザブエとマッチレースになり、一度は前に出られたもののそこは渋太さが身上のこの馬が差し返してハナ差先着した。テイエムプリキュアが飛ばしたことにより後続が早めに脚を使わされたので上がりのかかるこの馬向きの流れになったが、一度使われた強みもあったように思う。これで得意の淀でやる春の盾では一番人気になるだろうが、直線平坦で開幕2週目の馬場は切れ味が要求されるので昨年(3着)以上の成績を期待するのはどうかナーと見ているのだが…。

惜しくも2着のヒカルカザブエは-14Kとスッキリした馬体で登場した。連勝していた頃の馬体重に戻ったようで、昨年の勝馬アドマイヤジュピタを思い出した。今日は行きっぷりも良く3,4番手追走し、直線でも外から上がってきたアサクサキングスと並んで先頭に躍り出たが最後はスタミナ負けしたようだ。この馬の母系にはArugumentの名が見えるが、12FのワシントンDCの勝馬で凱旋門賞でもDetroitの2着があるスタミナ色の強い馬であった。このあたりが今日の結果に結びついたと思うのだが、この馬も切れ味が求められる淀の2マイルではアサクサキングスほどではないにしても少し割引いたほうがいいのではと思う。

後方3番手からと予想外の位置取りとなったナムラクレセントは3,4コーナー外を回り、直線も大外から伸びてきたが、先頭2頭に一馬身ちょっとまで迫るのがやっとだった。直線の脚はこの馬が最も目立ったが、如何せん後から行きすぎだ。この馬場でこの乗り方はないだろうとコマキに言ってやりたい気分だ。長距離では安定して走るようだが何かパンチ力が足りないような気もするので、GⅠではどうだろうか…。ヤネ次第かも?

離された4着のスクリーンヒーローには長距離男ノリもさすがにお手上げだったようだ。3,4番手からの競馬になったが、勝負どころの4コーナー手前辺りで有力所に置いていかれる反応の悪さは、道悪と59Kが堪えたようだ。それに休み明けの影響もあったかも知れない。この馬場で大きく崩れなかったので、この馬はグラスワンダー産駒にしては意外と距離が持ちそうな気もする。盾では要注意の1頭として見直したい。

先頭から1秒2差7着のオウケンブルースリは中団からの競馬で、3コーナーから仕掛けて行き4コーナー手前では先頭集団に取り付いたが、直線は全く伸びなかった。決めて勝負のこの馬にとって今日の馬場は最悪であったようだ。本来使いながら調子を上げてくるタイプなので、馬場が極端に悪くならなければ盾でも期待できると思うが、淀の2マイルを勝ち切るには何かが足りないような気がしてならない。

4年連続出走のトウカイトリックはこれで2着、3着、4着、5着と毎年順位を下げている。年齢相応に力が衰えているということなのかも…。


今週中山の日経賞にはネヴァブションホクトスルタンモンテクリスエスと天皇賞を目指す有力馬の出走が予定されている。ダイヤモンドSでミソを付けたフローテーションは屈腱炎で年内の復帰は無理なようなので、阪神大賞典と日経賞組から今年の天皇賞馬が生まれると見たい。今日の結果からはヒカルカザブエ、スクリーンヒーロー、オウケンブルースリをマークするが、日経賞組のホクトスルタン、モンテクリスエスにもチャンスはあると見ている。

 


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