高松宮記念 予想

昨年のこのレースとスプリンターズＳの掲示板に載った馬のうちスズカフェニックスとスーパーホーネット以外出走してきた。究極のスピードを競うスプリント戦でこうもリピーターが多くなるのは全体レベルが低いからだろう。暮れの香港スプリントを勝てるような世界レベルのスプリントホースが出てくることを期待したいのだが…。

良馬場は間違いないと思うが、先週の月曜日に芝刈りを実施したにしては土曜日のレースを見る限り例年より時計のかかる芝状態に変化は無いようだ。馬場の内側もそう荒れていないようなので外差しの馬にはキツイレースになるのでは…。

このメンバーなら阪急杯で逃げ・先行した馬がレースの主導権を握りそうだ。ハナはローレルゲレイロでビービーガルダン、ドラゴンファング、スリープレスナイトが続く並びになると見たい。どう並んでもハイペース確実で、推定タイムは１分８秒０前後あたりか。

前哨戦（シルクロードＳ、オーシャンＳ、阪急杯）の中では、やはり阪急杯のレベルが最も高かったように思う。阪急杯組と休み明けＧⅠ馬スリープレスナイトの対決構図になると見たい。

その阪急杯で力負けの３着だったドラゴンファングを主力に推したい。前走は重賞初挑戦、中１週とレース間隔が詰まっていた、得意とは言えない右回りと厳しい条件が揃っていた。今回は前走と比べ条件は格段に恵まれている。血統的にも父タイキシャトルはスピード色の濃いマイラーで、母タイキメビウスはローカルの平坦芝千二で３勝しアイビスＳＤで３着の実績があるので距離短縮はむしろ歓迎の口だと思う。やや外枠に入ったのはマイナスだが、隣の枠に逃げると思われるローレルゲレイロが居るので、マークして行けばローレルより切れる脚があり直線で交わせると思う。あとはどこまで粘れるかだと思うが、短い直線なので凌いでくれることを期待したい。

相手は阪急杯で強さを見せ付けたビービーガルダンだ。千四では距離が少し長いのではと見ていたが、一瞬のうちにローレルゲレイロを交わしたあたりを見ると、昨年のスプリンターズＳ３着時より大きく成長しているようだ。今度は得意の千二でやや時計のかかる平坦芝なら前走以上のパフォーマンスを発揮できると思うが、ヤネがアンカツからコーシローに替わったのが減点と見て対抗にした。

シルクロードＳでは出遅れて競馬にならず惨敗したスプリングソングを単穴にする。若干伸び悩んでいるが新馬デビューから３連勝したほどの素質を秘め、サクラバクシンオー産駒なので中京の千二はピッタリだと思う。攻め馬も絶好なようなので１発があればこの馬だろう。

逃げるローレルゲレイロは昨年も逃げて４着だったが、タイムが少し遅い今の芝なら今年も逃げ粘る可能性があると見たい。前半、後半３ハロンを34.0前後で平滑的なタイムになるような逃げなら昨年以上の成績を期待してもいいと思うので連下の１頭としたい。

前走の着順が悪く本調子ではないと見られ人気はないようだが、昨年の勝馬ファイングレインは叩き良化型でも得意の直線平坦なら大崩はしないと思うので連の相手に押えておきたい。

これらはまとめて負かすとなれば６ヶ月の休み明けでも５連勝中のスリープレスナイトだろう。ダート、芝の千二で９勝と言うのも出色だが、何と言ってもウオッカやダイワスカーレットと同じく強い５歳牝馬世代であるので、久々の死角を軽く撥ね退けるかも…。

　まとめると　　　　　　

　　　　　　　　　　　◎　　ドラゴンファング
　　　　　　　　　　　○　　ビービーガルダン
　　　　　　　　　　　▲　　スプリングソング
　　　　　　　　　　　△　　ファイングレイン
　　　　　　　　　　　△　　ローレルゲレイロ
　　　　　　　　　　　★　　スリープレスナイト

馬券は◎★からの馬連と３連単にしたい。

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