ヴィクトリアマイル 予想 [競馬]
馬場状態が微妙な日曜日の府中だが、予報によれば雨量はそれほど多くは無いようなので悪化しても稍重程度と見て予想したい。
下馬評では絶好枠のショウナンラノビアが逃げるようだが、消極的なヨシトミなのでヤマニンメルベイユの柴山が強気に出れば押える可能性もあると見ている。どちらが行くにしてもペースはそれ程速くはならないと思うが、ザレマや今回は前に出していくだろうカワカミプリンセンスなどが直後につける展開になると見て、馬群が固まった隊形になり澱みのない流れになりそうだ。推定タイムは稍重で1分33秒台の前半くらいか?
牝馬陣は現5歳世代が圧倒的に強く、古馬混合レースでウオッカ、ダイワスカーレット、アストンマーチャン、エイジアンウィンズ、スリープレスナイトと5頭のGⅠ馬が誕生している。カワカミプリンセスの現6歳世代も昨年のこのレースでウオッカにハナ差まで迫ったブルーメンブラッドがマイルCSを勝ちGⅠ馬となり、フサイチパンドラ、アドマイヤキッス、キストゥヘヴンなどもそこそこ強かったが、いずれもウオッカやダイワスカーレットが留守にしていた重賞レースで勝っただけである。
昨年こそ同世代のエイジアンウィンズに敗れたウオッカだが、昨年と同じようなステップでここに出走してきた。敏腕で鳴る角居調教師が昨年と同じ轍を踏むとは思えないので、今年はキッチリ結果を出してくれると思う。得意の府中、得意のマイル、格も断然上なので馬場が相当悪化しない限り不動の本命としたい。ユタカがこの枠でまさか大外を回すようなことはしないという前提だが…。
相手は難解であるが、馬場が渋り幾分時計がかかれば、府中マイルと渋馬場実績のある馬を輩出しているフレンチデピュティ産駒のレジネッタを取りたい。外枠は不利であるが、有力馬がウオッカを目標に早めに仕掛けるとゴール前で末脚が甘くなると思うので、末脚勝負に徹するこの馬が漁夫の利を得るような気がする。
馬場が渋って好都合なのはリトルアマポーラも同様だ。ユーイチは前に出したレースをすると思うが、ウオッカとの争いで勝ちに行った場合失速する危険性はあると思う。休み明けを叩いた上積みが見込めるので、2着狙いなら先に行って粘りこむ可能性は高いと思うが、本質的にはもう少し長い距離が向いているような気もする。
人気の一角カワカミプリンセスは大阪杯の直線の末脚から府中ならと思われているようだが、あれは勝負がついた後で伸びてきただけであり、前の馬との2馬身はどこまで走っても縮まらない差なのである。ノリが一発勝負に賭けたレースで、もし今回のレースで同じような戦法を取るなら、この馬が馬券に絡むことはほとんどないだろう。ウオッカより前の位置で競馬してこそ勝つチャンスが幾らかはあるだろうが、ウオッカ以上に衰えが気になる世代なのでせいぜい連下でいいと思う。
他の馬は格が違いすぎるので参加するだけのレースとなるのでは? 敢えて番狂わせを演出できる馬を選ぶとすれば、伸び盛りの4歳馬でイン強襲が出来るチェレブリタあたりか?
まとめると
◎ ウオッカ
○ レジネッタ
▲ リトルアマポーラ
△ カワカミプリンセス
△ チェレブリタ
馬券は◎を1着固定にした馬単、3連単で行きたい。
コメント 0