安田記念 予想

土曜の午後に小雨も上がり日曜は晴れ予報なので馬場は急速に回復しそうだ。表面は乾いても軟らかく少し時計のかかる良と見たい。

ローレルゲレイロが外から押してハナに立ち、コンゴウリキシオーが２番手に控える形になり競り合いはないと見る。距離に若干不安のあるローレルゲレイロは中間でペースを落とし息を入れたいだろうが、ある程度前々で立ち回りたいカンパニーや香港勢もいるので、流れは緩まず平均ペースになると見たい。推定タイムは良馬場で１分３３秒前後か…？

昨年のこのレースの覇者ウオッカだが今年は厳しいと思う。昨年の安田記念はあっという間に３馬身半差をつけた瞬発力や勝タイムは優秀であるが、今思えば２着アルマダ、３着エイシンドーバーのその後レース内容からして大した相手でなかったのでは。ドバイ遠征で思うような結果でなかった今年は、昨年２着に敗れたヴィクトリアマイルで何が何でも勝つ調整をしてきたように見える。結果、レースレコードの７馬身差で圧勝したが、今回はその反動が心配なのだ。調教を見る限り好調を持続しているようだが、遠征による勤続疲労が目に見えないだけのような気もする。実績のある府中マイルなので無印にはできないが、今回はフレッシュさがないぶん直線伸びあぐねると見て連下の評価にする。

３歳秋の時点でウオッカと互角の勝負をしてきたディープスカイを主力に推したい。前走の大阪杯こそ休み明けの５９Ｋのためドリームジャーニーに差されたが、前哨戦としては充分な内容で古馬になって成長の跡も見られた。雨でソフトになり開催が進んで荒れてきた馬場は、時計勝負に若干の不安を残すこの馬には追い風になると見ている。血統的にも安田記念に実績のあるDanzig系母系なのでマイルは距離が足りないということも無いと見る。

相手は迷うところだが伸びシロのある４歳勢に期待してスマイルジャックを取る。前走の京王杯ＳＣは道中不利もあり着順こそ悪いが僅差である。テン乗りカツハルが消極的に後方に控え大外を回す競馬だったが、乗り慣れたイワタなら前に出してインで折り合い脚を溜めると思う。ダービーと同じように直線インから抜け出して、持続力のある末脚で粘ることを期待したい。

ダークホースには距離が長すぎると見られているファリダットを狙う。府中の時計のかかる馬場に適性を示しているキングマンボ産駒なので、折り合い次第では一発あるように思う。この馬ピッチ走法なので重は恐らく上手いと思うが、パンパンの良馬場で無いなら脚の使い所如何では面白いかなと見ている。

ＢＭＳフレンチデピュティのスズカコーズウェイも渋り気味の荒れた馬場も苦にしないと思うのと、今年になって３勝し急成長している勢いも侮りがたいので連下に取っておきたい。

３番人気のスーパーホーネットは過去の安田記念⑪⑧と大敗しているように、府中マイルＧⅠ適性は疑問で巻き返しは困難だと思う。荒れて力の要る馬場になってきたのもマイナス材料だ。

カンパニーも過去安田記念は⑤⑪の上に府中では３着が１回あるだけで脚質的にも合っているとは思えない。加えて８歳では昨年秋以上の上昇は望めそうも無いので、良くて掲示板の下のほうだろう。

香港勢は馬体重を前走より減らしているようなので調整も軽めだ。ボーナスを狙って挑戦してきたサイトウィナーは昨年１０月から使い詰めで１１戦しているので上がり目はそれほど無いと思う。馬場が乾いてくるのもマイナスで余程恵まれない限り馬券にはならないと見たい。

　　まとめると　　

　　　　　　　　　　　　　　◎　　ディープスカイ
　　　　　　　　　　　　　　○　　スマイルジャック
　　　　　　　　　　　　　　▲　　ファリダット
　　　　　　　　　　　　　　△　　ウオッカ
　　　　　　　　　　　　　　△　　スズカコーズウェイ

馬券は◎からの馬連と◎を１、２着固定にした３連単にしたい。

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