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安田記念 回顧 [競馬]

ウオッカはGⅠ6勝となりメジロドーベルの5勝を上回り牝馬として最多GⅠタイトル馬となった。また、安田記念連覇は92、93年のヤマニンゼファーに次いで2頭目となった。それにしても、窮屈な狭い間を抜ける時の瞬発力は想像をはるかに超えていた。5階スタンドで見ていた私もゴールした瞬間「ウオッカかァ…!」と独り言を漏らしてしまった。[soon]

      keiba_yosou27.gif       天候;[晴れ]晴   馬場;良
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 [1] △ ウオッカ       1:33.5  前半3F 33.4 - 4F 45.3
 [2] ◎ ディープスカイ    3/4    上り4F 48.2 - 3F 36.1
 [3] ▲ ファリダット        1
 [4]    カンパニー      ハナ
 [5]    ライブコンサート   1 1/2
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馬券  馬連・3連単とも的中…だが、何かシックリこないんだよなぁ~!

ローレルゲレイロが好スタートから一端ハナに立ったが、戸崎のコンゴウリキシオーが押して叩いて強引に先頭を奪って逃げた。2番手にローレルゲレイロ、続いてアルマダ、タマモサポート。ウオッカは中団のインで、その後にディープスカイ、外にスーパーホーネット、後方からカンパニー、ゲートで立ち遅れたスマイルジャックは後方から2番手で、離れた最後方にファリダットの並びとなった。

コンゴウリキシオーのラップは3ハロン33.4と1秒近く馬場差があったことを考えると超ハイペース。前後半の半マイルは45.3=48.2で後半が3秒近くかかる消耗戦となったことから、二千前後の距離で実績のある実力馬が上位を占めることになった。

坂を上り残り200の標識でも8枠の3頭が壁になり馬群に閉じ込められたウオッカだが、外に進路変更し僅かに開いたサイトウィナーとスーパーホーネットの間をこじ開けるように抜けてきて、前にいたファリダット、ディープスカイを並ぶ間も無く交わしてゴールした。“豪脚”“鬼脚”などと新聞には表現されていたが、実際現場で上から見ていた私には“異次元の脚”に思えた。もしも不利が無かったら圧勝していたのでは…。こんなに強い競馬のできる馬がドバイでは何故あれほど差をつけられて負けるのだろうか? 体調?馬場?遠征のハンディ? いや世界のマイル戦線のレベルは想像以上に高いのかも…? 

宝塚記念への期待も高まるが、今年になり4戦消化し馬も相当消耗していると思うので自重するのがいいように思う。もし出て来るようなことがあるなら馬券的には押さえでいいと思うし、それ以上に秋に後遺症を残さないか心配である。

直線坂を上がったところで先頭に立ちこれで決まったかなと見ていたディープスカイだが、ゴール手前でウオッカに急襲され2着。瞬発力の差が出てしまったが牝馬と牡馬の差かも…? 馬体重が+14Kと発表されたのでパドックで馬体を見たが、前走の大阪杯の時に減っていた分が戻ったのと成長の証に見えた。それでもウオッカに勝てないとなると4歳牡馬世代のレベルがそれ程高くないのではとの思いも湧いてくる。次の宝塚が試金石になるだろうが、ここで勝てないようであれば恐らく秋のGⅠ戦線でも勝てないと思う。何せ秋にはフリーハンディで史上最強の世代とも言われている現3歳世代が参戦してくるのだから。

離れた最後方から自分の競馬に徹したファリダットが、上り35.3の最速の脚で3着に食い込んだ。前半のペースが速かったため折り合いがついたのと、時計のかかる馬場で全体に上がりがかかっていたのも幸いしたと思う。ただ、さすがにゴール前は脚が上がっていたように見えた。潜在能力が高いことは改めて判ったが、今日は嵌ったレースであったことを考えると、上位2頭との差は相当あると見たい。4歳馬なので秋には大きく成長してくる可能性はあるが…。

4着のカンパニーも出が悪く後方から競馬で、直線は大外に持ち出して追込んできて抜出す勢いだったが、最後は垂れてしまった。府中では見せ場は作るものの、馬券に絡むには底力が足りないようだ。

期待したスマイルジャックはスタートで安目を売り後方からの競馬になり、直線はインを突いたが前にいたコンゴウリキシオーが失速したため躓き、1秒以上のロスがあった。それで1.2差だから、まともだったら好勝負できていたのでは…。ここのとこイワタは不運続きなので、運が無かったということかも?

スーパーホーネットも一端先頭に並びかける場面もあったが、力の要る柔らかい馬場では持味の切れる脚が殺がれ坂を上がってから失速してしまった。軽い芝の平坦な淀でこその馬なのかもしれないが、年齢的にも昇り目はないと思うので今年のマイルCSは苦戦すると思うのだが…。

KC380076.JPG

開門前のパドック(5階スタンドより撮影)

 


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