関屋記念 回顧 [競馬]
掲示板に載った馬番は全て外枠。内枠では③番のライブコンサートの7着が最高。元々枠番バイアスのあるレースだが、ここまでキッチリと出るとは…。血統面でも4頭はGrey Sovereignの血が父母のどちらかに流れ、もう1頭はDanzigの血が入っている。これまた例年の血統バイアス通りであった。
天候; 馬場;稍重
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◎ スマイルジャック 1:32.7 前半3F 34.6 - 4F 46.9
△ ヒカルオオゾラ 1 上り4F 45.8 - 3F 33.7
マイネルスケルツィ 1 3/4
▲ キャプテントゥーレ クビ
キャプテンベガ クビ
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馬券 馬連は的中! 3連単はもうチョイ…!! で、結局トントン
マルカシェンクがテン乗りのマサミと呼吸が合わなかったのか、あるいはまた悪い癖が出たのか大きく出遅れた。そろそろやるんじゃないかと懸念していたので予想ではシルシをつけなかったものの、もう見事なほど完璧な安目を売ってしまった。
逃げたのは予想通りマイネルレーニアで、2番手に17ヶ月ぶりのキャプテントゥーレ、マイネルスケルツィ、トーホウレーサーが続き、スマイルジャック、ヒカルオオゾラは後方からの競馬となった。マイネルレーニアのペースは1000m通過が中間が緩んだこともあり59.0と稍重馬場にしてもこのクラスでは平均以下で、後続の馬も余裕を持って追走できる流れであった。
直線は内柵沿いを開けて馬場の外寄りを横に広がり、残り400を通過したところでマイネルスケルツィが一端先頭に躍り出るものの、残り200を過ぎるとその外からスマイルジャックが交わして先頭に替わった。更に大外からヒカルオオゾラが急襲してきたが、最後は前を行くスマイルジャックと同じ脚色になり捉えることが出来なかった。
前後半の半マイルが46.9=45.8とスローの上り勝負に近い流れだったが、長い直線で渋り気味の馬場のため長続きする脚を持っている馬が瞬発力勝負の一瞬の切れ味タイプを押えたレースと言っていいだろう。この辺りは例年の傾向と同じだった。馬場差が0.5~1.0あったことを考えると、時計的には平均以上のレベルであったと思う。、
重賞2勝目となったスマイルジャックはさすがにこのメンバーでは格が違うように思えた。コーセイも折り合いだけに専念して前半は後方からの競馬で、直線上手く馬群の隙間を見つけて割って出てきた。そこからはマイネルスケルツィとの叩き合いを軽く制し、追いすがるヒカルオオゾラも寄せ付けなかった。コーセイは函館2歳Sのフィフスペトル以来1年ぶりの重賞制覇となったが、イワタにも引けを取らない落着いた騎乗ぶりであった。賞金を上積みでき秋は念願のGⅠ制覇も狙える位置にきたので、このままのコンビで毎日王冠→天皇賞→マイルCSと王道を進んで貰いたいものだ。
返し馬で口を割っていたので掛かって行ってしまうのではと心配していたヒカルオオゾラだが、さすがにユタカで何とかなだめて後方で折り合い脚を溜めていた。4コーナー大外を回して、直線いい脚で追込んできたがゴール直前で垂れてしまった。平坦コースは合っているようだが、使える脚がそれ程長くはないようなので、脚の使い所の難しい馬のようだ。先行しても後から行っても今一歩の所で重賞を勝てないのは気性面が影響しているのだろう。
2,3番手追走から流れこんだマイネルスケルツィが3着に粘った。左回りで不安もあったが、馬場が渋って瞬発力がそがれる面に恵まれたことが好走の要因だと思う。父グラスワンダーのBMSはDanzigでこのレースに相性のいい血も味方したかも知れない。
+16Kで出てきたキャプテントゥーレだがパドックでは仕上がっているように見えた。2番手追走から一端少し下げて、直線は内に進路を取って最後まで渋太く粘っていたが僅差の4着であった。正直皐月賞馬としては物足りない内容であったが、無事に完走できたのでこの後馬体に何もない事を祈りたい。
対抗に推したトーホウレーサーは掲示板に載らなかったが、3着マイネルスケルツィからはクビ、クビ、アタマ差の6着なので、そう大きく負けているわけではない。まだまだ伸びシロがあると思えるので、秋には重賞を勝てるチャンスが巡ってくるのでは…?
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