京成杯オータムH 回顧 [競馬]
ウオッカと同世代のザレマがようやく重賞を勝って強い5歳牝馬世代の仲間入りをした。500Kを越えるグラマーな馬体なので、名前の由来になっているバレエの登場人物とイメージ合わないんだよなぁ~。
天候; 馬場;良
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ザレマ 1:32.1 前半3F 34.1 - 4F 45.3
アップドラフト 1 1/2 上り4F 46.8 - 3F 35.3
△ マイネルスケルツィ 1/2
○ ケイアイライジン クビ
△ サイレントプライド ハナ
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馬券 秋緒戦の競馬では当たったためしがない…
好スタートはザレマですぐにハナに立ったが、外からシンボリウェスト、マイネルスケルツィが押してきたので押えて3番手に控える形となった。最内枠のケイアイライジンは出で躓き後方からとなった。ヒカルオオゾラは中団の外。
逃げるシンボリウェストは当然ハイペースで1000通過が56.8と澱みのない流れとなった。直線の入口ではサイレントプライドとマイネルスケルツィが並んで先頭に躍り出たが、200を切ってから直後にいたザレマが力強く坂を上り抜けてきた。
コース形態が変則的である中山マイルの典型的なレースになり、高速馬場で前々のインで競馬した馬が最後も止まらないレースでもあった。位置取りが明暗を分けたと言ってもいいだろう。単調で面白みのないない競馬で、レベル的には例年並みと思う。
勝ったザレマは-12Kと好走していた頃の馬体重で出てきた。道中はインピッタリの3番手を追走して、直線坂下で外に出して、ウチパクの豪腕に応える様に伸びてきて内容的には完勝だ。勝因は絶好のスタートと内のポケットで我慢して脚を溜められたことだが、ウチパクの腕によるところも大だと思う。
2着には終始中団のインでレースをしたアップドラフトが直線も内をつき坂下から末脚を伸ばして潜り込んできた。最短コースを走れたのと53Kのハンディに恵まれての好走だと思う。
不利な外枠から強気のレースをしたマイネルスケルツィが何とか3着に粘ったが、最後は全くオツリが無かったように見えた。直線でサイレントプライドを競り落とした時には一瞬これはと思ったが、そこから一伸びが足りないのはいつものことで、この馬の限界を示したレースのように思う。
スタートの躓きが惜しまれるのは4着に食い込んできたケイアイライジンだ。最内枠が災いして道中は後方から2番手の位置。直線もゴチャゴチャして坂の中程からやっと末脚を使えただけで、脚を余したレースだったように思う。スムーズなら悪くとも馬券になっていただろう。古馬とも十分渡り合えることはわかったので、次に望みを繋いだレースと言いたい。
何とも不可解なのは0.4差の9着と人気を裏切ったヒカルオオゾラだ。中団からレースを進め、直線も何の不利も無く前も開いていたのに伸びなかった。ユタカによるとある程度前の位置を取りに行ったら行きたがってしまったとのこと。色々試しているようだがユタカをもってしてもどうにもならない難しい馬のようだ。-14Kと馬体重が減っていたことも影響しているのかも。もしかしたら夏負け?気味なのかなぁ~。
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