神戸新聞杯 予想 [競馬]
庭に色取り取りの菊が咲き、スポーツ新聞にこのレースの追い切り状況が載ると秋を感じる毎年である。私にとって“神戸新聞杯”は秋の季語である。ロジユニヴァースこそいないが皐月賞とダービーの上位組が顔を揃え豪華メンバーである。何となくだがこの中に今年の有馬記念馬がいるような気がする。
皐月賞とダービーでは掲示板に載った馬がガラリと替わっている。ダービーは極端な不良馬場で先行した馬がそのまま流れ込んだ特殊なレースな反面、皐月賞は近年稀に見るレベルの高いレースであったように思う。ダービーと関連性の強いこのレースだが、今年に限っては皐月賞上位組を順当に評価していいのでは…?
1番枠でカワダならトモロポケットがハナを切るのではないかと思う。2番手にリーチザクラウンでアントニオバローズも前につけると思う。スローペース必至の流れが予想されるが、恐らく押えの効かないリーチザクラウンが途中からハナを奪い、自分のペースに持ち込もうとするだろう。ワンペースタイプのリーチザクラウンが自分の競馬が出来るかがレースのポイントになると思う。推定タイムは2分25秒台で上がりの速いレースになるような気がする。
皐月賞馬アンライバルドがスピード競馬なら一枚上だろうが、この一族はフサイチコンコルド、ボーンキングなどに見られるように割と早熟傾向があり、秋に大きく成長するタイプでない。更に切れる脚はあるが長続きはしないので阪神の長い直線だとゴール前で止まる可能性もある。イワタがどう乗るかだが、直線の中ほどまで上手く脚を溜められる乗り方をすれば単もあると思うが、持続力のある末脚を持つ馬にやられると見て対抗としたい。
主力に推したいのはセイウンワンダーだ。Roberto3×4の配合なので秋に成長しそうなタイプである。一部で休み明けと距離が心配されているが、少なくとも血統的には距離は全然心配ないと思う。後は仕上がり具合だが弥生賞で失敗したような重め残りは十分調教を積んでいるのでないと見たい。さすがに菊となると距離面の不安もあるので、ここが勝負のような気がする。
皐月賞2着のトライアンフマーチも成長力のある血統なので楽しみな1頭である。ここより菊のほうに適性があるように思うが、ここで3着まで入らないと賞金的に菊の出走が厳しくなるので、メイチの勝負をしてくるのでは…? 少し先物買いの嫌いもあるがダークホースにしたい。
皐月賞、ダービーとそこそこに来ていて一叩きしたシェーンヴァルトの変わり身とダービー組では成長途上に見えたアプレザンレーヴに実が入ったと見て連下に取りたい。
ダービー2、3着のリーチザクラウン、アントニオバローズは共に良馬場では一枚落ちるような気がするので無印にしたが、パドック次第では馬券に加えることも考えている。
まとめると
◎ セイウンワンダー
○ アンライバルド
▲ トライアンフマーチ
△ シェーンヴァルト
△ アプレザンレーヴ
◎○を軸にした馬連と3連単にするが、どちらかと言うと見るレースだろう。
コメント 0