オールカマー 予想

ＧⅠ馬が３頭もいるのに心持ち華やかさがない。ドリームジャーニー以外は能力的に下り坂に差し掛かっている兆候があるから止むを得ないことか。今週からＣコースなので内枠の先行馬に有利になりそうだ。

先手を取るのは１５ヶ月ぶりのエイシンデピュティだろう。マンハッタンスカイ、デストラメンテが続き、競り合いは無いのでスローな流れになると思うが、３コーナーからロングスパートするマツリダゴッホの動きでペースがアップするだろう。推定タイムは２分１２秒前後か。

力ではドリームジャーニーだろうが、小柄な馬に５９Ｋは酷量である。ましてや休み明けで目標は先なのでそれを見越した仕上げになっているだろう。それに中山外回りは脚質的にも合っていると思えない。有馬記念４着こそあるが少し荒れた馬場で上がりがかかるときに何とか追込んでくるイメージだ。この時期の軽く速い馬場だと末脚が不発になる可能性が高いと思う。差して届かずと見てダークホース程度の評価でいいだろう。

ここは札幌で一叩きし、絶好の１番枠を引いたマイネルチャールズの先行抜出しを狙いたい。函館記念は明らかに重め残りと洋芝適性も疑問で参考外と見たい。マンハッタンスカイが直線先頭に立ったところを内から掬う形で坂を駆け上がってくるシーンが目に浮かぶようだ。

相手は中山の二千二百に適性を示すトウショウシロッコだ。昨年はこのレース３着、そしてセントライト記念２着、ＡＪＣＣ３着と崩れていないことが魅力である。福島、新潟と２度叩き３戦目となる今回は狙い目だろう。

マツリダゴッホは大外枠と条件が悪い上に、前２年とは違い能力に衰えが見える。ノリとの相性もあまり良くない感じがするので、押さえでいいのでは。

上り馬シンゲンもここは試金石になるレースだが、一線級と初めて顔合わせで実績の無い中山コースなので一端壁に当たりそうな気がする。ここをアッサリ勝つ様なら秋の盾も期待は膨らむのだが、競馬はそれ程甘くないと見て、連下の評価にしたい。

他では中間放馬のアクシデントがあり順調さを欠いているものの、中山のこの距離に潜在的適性ありと見たスノークラッシャーを複穴に取っておきたい。

　　まとめると　　

　　　　　　　　　　　　◎　　マイネルチャールズ
　　　　　　　　　　　　○　　トウショウシロッコ
　　　　　　　　　　　　▲　　ドリームジャーニー
　　　　　　　　　　　　△　　マツリダゴッホ
　　　　　　　　　　　　△　　シンゲン
　　　　　　　　　　　　☆　　スノークラッシャー

馬券は◎を軸にした馬連と３連単とする。

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