秋華賞 回顧 [競馬]
多忙につき久し振りに競馬のない週末をすごした。今録画を見たところだが、札幌記念の回顧でブエナビスタは“3冠に黄信号が灯ったと見たい”と書いたように、懸念した通りの結果になった。後味の悪い降着というオマケ付で…。
天候; 馬場;良
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レッドディザイア 1:58.2 前半3F 34.0 - 4F 45.9
ブロードストリート ハナ+1 1/4 上り4F 47.4 - 3F 35.2
ブエナビスタ 2位降着
クーデグレイス 3/4
ミクロコスモス 3/4
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馬券 予算を凍結しました…
パドックに-4Kで登場したブエナビスタは小じんまりとして少ししぼんだような馬体に写った。対して、レッドディザイアは-14Kでキッチリとした究極の仕上りで調整が上手くいったように見えた。
ヴィーヴァヴォドカが予想通り先手を取ったが、ワイドサフィアの予想外の追走でペースは速くなった。前後半の千が58.0=60.2で厳しい流れの中底力の問われるレースとなった為、実力馬が順当に上位を占めることになった。秋華賞レコードに0.1差と迫る好タイムで歴代3位タイ。さすがにレベルの高い3歳勢のレースだけあって見ごたえのあるレースであった。エリザベス女王杯も今日のメンバーが中心になるだろう。
最後の一冠をやっと手にしたレッドディザイアは中団のやや前に位置し、常にブエナビスタの前で競馬をし、直線も早めに抜け出して後ろから来るブエナビスタを僅かに押えた。調整もレース運びも何もかも上手くいったことが勝因だが、厳しい調教にも耐えられるだけの馬の成長があってこそのものだと思う。まだまだ成長する可能性を秘めているようにも見えるので、牡馬との混合戦でも斤量面で有利なので互角に戦えるかも…。
ブエナビスタもいつもより前に出して中団のやや後ろ目のインからの競馬で、4角から外に出そうとした際に、ブロードストリート、ワンカラットの進路を遮ったようだ。直線先に抜け出したレッドディザイアを追い詰めていくが、迫力ある末脚の伸びではなかった。やはり血統的背景から春先に既に完成した馬で秋の成長余地はほとんどなかったのかもしれない。馬体も寂しく映り反動も心配されるので、これからのレースは更に厳しくなりそうだ。
スタートで後手を踏んだブロードストリートは後方からの競馬となり、4角で不利も重なり運にも恵まれなかった。それでも直線はインを突いて伸びてきて力のある所を示した。不利がなければもっと際どい勝負になっていたと思うが、2強に食い込みこれからは3強として認知してもいいのでは。
速いペースを先行して4着に粘ったクーデグレイスも力をつけている。距離が伸びれば更に持ち味を発揮できそうなうえ血統的にも晩成型なので、今後注目していきたい馬だと思う。
エリザベス女王杯は3歳3強が中心のレースになると思う。府中牝馬S組では2着のベッラレイアが強い5歳牝馬世代の生き残りとして強敵になるような気がする。
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