天皇賞・秋 予想 [競馬]
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金曜日の前売り時点では予想されたとはいえウオッカが断然の1番人気だ。牝馬として史上初の盾連覇がかかるが、牡馬陣もいつまでも牝馬にやられているわけにはいかないはずだ。
前々で競馬したい馬は多いが逃げるのはエイシンデピュティだろう。エイシンがハナに立てば淡々とした流れになると思われるが、切れ味が足りないキャプテントゥーレ、マツリダゴッホなどはマクリ気味に4角を回り直線早めに抜出すことが予想されるので、残り800あたりからラップが急に上がりそうだ。先週までは外の伸びが目立っていたが、今週からBコースに替わるので内外の差はそれ程気にしなくていいのでは? 推定タイムは1分58秒台前半くらいだろう。
毎日王冠を見るとウオッカに衰えの兆候を感じざるを得ない。8歳のカンパニーにいとも簡単に1馬身の差をつけらられたことは、5歳秋になり競走馬としての闘争心に少し陰りが芽生えているようで、母親になる本能が心身に影響を及ぼしているのかも知れない。馬自身はまだ進化していると調教師は言っているようだが…。
スローの上り勝負に近い流れが予想されるのもウオッカにとっては不安材料だ。昨年のダイワスカーレットのように引っ張る馬がいればいいのだが今年は不在だ。自ら速い流れを作り出すことで活路を開く手もあるのだが、そうすると毎日王冠の二の舞になる可能性もある。取捨の選択を迷うところだが、現時点では爆弾★にしておき、最終的には当日現地のパドックで馬を見て決めたい。
「天皇賞・秋 展望」で書いたようにオウケンブルースリを主力に取りたい。秋の盾は4歳勢が断然強いレースで、昨年の菊花賞馬が59Kで京都大賞典を勝ってここに挑んでくるなら敢えて逆らう必要は無いと思う。父ジャングルポケットは府中でこその馬でもあったし、産駒のトールポピーはオークス馬になりジャガーメイルも府中巧者だ。二千では距離不足との見方もあるが、ローカル平坦の二千なら兎も角として坂のある府中の二千ならむしろ他の競馬場で1~2ハロン長い距離実績があるほうがプラスに働くと思う。長くいい脚が使えるタイプなので上りが極端に速くならなければ十分差し切れると見たい。
相手は春の天皇賞は距離が長すぎたため不本意な結果に終ったが、守備範囲の距離に戻り適性のある府中ならスクリーンヒーローの復活に期待したい。陣営は昨年勝った次のJCが目標と言っているようだが、こちらも府中の二千なら距離が足りないということはないと思う。
ダークホースは思い切って府中巧者のスマイルジャックの潜在能力を買いたい。毎日王冠は流れが合わなかっただけで、ペースがあがれば折り合いひとつで大仕事をやってくれるかも…。コーセイの無欲の騎乗に期待し、浜中に続けとエールを送りたい。
連下には天皇賞に実績のあるアグネスタキオン産駒の皐月賞馬キャプテントゥーレ、府中コース6勝と適性を示す強い6歳世代の遅れてきた大物シンゲン、それに毎日王冠の惨敗で人気落ちしているが二千で馬券を外していない天皇賞馬アグネスデジタル産駒のヤマニンキングリーの3頭を取っておく。
アサクサキングス(8着)、アドマイヤフジ(11着)、ドリームジャーニー(10着)、マツリダゴッホ(15着)、サクラメガワンダー(6着)、エイシンデピュティ(14着)などはカッコ内の昨年までの天皇賞・秋での着順が示すように大敗に近い状態で、齢を重ねるごとに能力がそれほど進化していないのでここからの巻返しは容易ではないだろう。
カンパニーは過去3回出走していて「16着→3着→4着」で勝馬との着差は「2.6→0.4→クビ」と年々差を詰めてきている。今年こそとも見えるが、さすがに8歳馬では伸び盛りの4、5歳勢にそろそろ追い越される時期でないかと思う。
まとめると
◎ オウケンブルースリ
○ スクリーンヒーロー
▲ スマイルジャック
△ キャプテントゥーレ
△ ヤマニンキングリー
△ シンゲン
★ ウオッカ
馬券は◎を軸にした馬連と3連単にする。
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