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ステイヤーズS 回顧 [競馬]

ダンスインザダークはダイタクバートラム、デルタブルースに次いで3頭目のステイヤーズS馬を輩出した。菊花賞馬も3頭、ダイヤモンドS馬も2頭輩出しステイヤー種牡馬としての地位を確固たるものにしたが、不思議と天皇賞・春はまだ1頭も勝てていないのだ。フォゲッタブルは“忘れがちな”という意味でいまいちの印象を与えるので、アンフォゲッタブルにしたほうが良かったんじゃないの?…金子さん。[soon]

      11489782.gif         天候;[曇り]   馬場;稍重
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 [1] ○ フォゲッタブル    3:51.3  前半3F 38.9 - 4F 52.5
 [2]    ゴールデンメイン   1 1/4  上り4F 46.5 - 3F 34.7
 [3] ◎ モンテクリスエス   1/2
 [4]    トウカイトリック     クビ
 [5]    マサライト        アタマ
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馬券  固いと見たのだが…玉砕でした![ちっ(怒った顔)]

ハナに行ったのはマサライトで2番手にゴールデンメイン。エアジバング、ザサンデーフサイチなどが続き、中団にフォゲッタブル、その後にドッドコム、モンテクリスエス、トウカイトリックと並び、殿からスノークラッシャーとなった。

マサライトの逃げは1000m通過が1分5秒9、2000mが2分13秒0とハロン13秒台のラップに落とした超スローペース。先頭から殿まで一団となって、残り1200からピッチが少しずつ上がり、残り1000を切ると更にハロン11秒台にピッチがあがった。

逃げ先行馬が楽をしていたのでなかなかバテず直線でも粘っていたが、残り200からフォゲッタブルが馬群を抜け出しグイッと伸びてきて、粘るゴールデンメインをアッサリと交わして1馬身以上の差をつけてゴール。モンテクリスエスもフォゲッタブルの外から一旦伸びかけたが、そこからモタモタして3着がやっと。

前・中・後半の千二が「79.3=80.6=71.4」と例年にないスローな流れで、結果として後半千二の瞬発力勝負になったレースであった。馬場が少し渋っていたとしても前中盤の緩い流れの割に後半の千二1分11秒4は例年に比べても少し速い程度のタイムだが、レースの上がりが46秒台-34秒台と言うのは異色である。

重賞初制覇となったフォゲッタブルはセントライト記念あたりから馬が変わってきたようだ。スミヨンがスローペースでも馬込みの中に入れて折り合い、仕掛け所を虎視眈々と狙っているようであった。4角でも外を回すようなことも無く馬群の中で徐々に位置を上げてきて直線に向いた。坂下からスミヨンの大きなアクションの右鞭に応えて末脚を伸ばしてきて上り34.4でアッサリと前を行く馬を捉えて最後は押える余裕も見えた。良血馬が長丁場のレースを使いながら期待通りに成長してこの先が楽しみになったが、低レベルの長距離戦を勝ったに過ぎないので一流馬になるにはまだまだ成長する必要があると思う。次は出れれば有馬記念を目指すようだが、ダンスインザダーク産駒が苦手とする中山二千五百なので余程恵まれないと馬券には絡めないような気がする。

2番手から粘り切ったゴーレデンメインが2着と健闘したが、9歳せん馬にとって時計がかかったのが幸いしたように思う。他の馬が走らな過ぎたことでの恵まれた2着で、今後を云々する馬ではないと思う。期待されて輸入されたラムタラ産駒の数少なくなった1頭だが、ラムタラ自身は既に欧州に返されて種牡馬としての仕事はしていないようだ。せめてBMSとして日本でこの血脈を残して貰いたいものだが…。

本命にしたモンテクリスエスはこのスローペースを後ろから行きしかも4角で外を回す安全策の消極的な競馬ではどうしようもない。それでも坂下でフォゲッタブルの外から一旦伸びるシーンはあったが、そこからジリジリとしか伸びずゴールデンメインを捉え切れなかっただがら能力の限界を示したと見ていいだろう。残念だが終わった馬と言う事だ。

 


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