中山金杯 回顧 [競馬]
東は明け7歳馬が1、2着で西は明け6歳馬が勝利したように、2010年も芝戦線は元気な高齢馬にかき回されそうだ。サンデーサイレンス亡き後生産馬のレベルが低下しているのかも…。
天候; 馬場;良
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△ アクシオン 2:00.8 前半3F 36.6 - 4F 49.2
☆ トウショウシロッコ クビ 上り4F 47.2 - 3F 36.0
トウショウウェイヴ ハナ
○ デルフォイ ハナ
◎ シェーンヴァルト ハナ
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馬券 着差が着差だけに…諦めきれない心境だゎ~
マイネルグラシューを押えて正面スタンド前で先頭に立ったサニーサンデーだが、1角から2角でガクンとペースを落とした。1000m通過が61.9の緩い流れとなり、我慢できず?シェーンヴァルトがバックストレッチから動いて残り800辺りでサニーサンデーに並びかけて行った。
直線は先行して粘るサニーサンデー、トウショウウェイヴ、デルフォイ、シェーンヴァルトにインから外に持ち出したアクシオンと大外から脚を伸ばしてきたトウショウシロッコが襲い掛かってきて、最後は末脚に優る2頭が僅かに前に出た。
勝ったアクシオンはサンデーサイレンスのラストクロップ世代で、長期休養があるため明け7歳ながらも今日で17戦目と馬体は若そうだ。+14Kで登場した時には、変則調教で絞り切れていないのかとも思えたが、530K台でも勝っているので関西遠征で減っていた分が戻ったとも思えた。中団のインからレースを進め、4角もインの経済コースを通り直線はデルフォイの後の開いたスペースで外に持ち出して力強く末脚を伸ばしてきて差し切った。怪我で出世が遅れたが、遅ればせながら素質が開花したと言うことか。GⅠ級の能力は秘めていると思うし、母系にはKey to the Mint からRibotと距離延びてもと思える血が流れているので、春の天皇賞を目指して貰いたいものだ。
またもや重賞2着となったトウショウシロッコは通算4度目の重賞2着である。列記としたオープン馬でありながら勝利数はたったの3勝と、脚質もあり勝ち身に遅いところを今回も遺憾なく発揮したということか?
シロッコの半弟トウショウウェイヴが中舘にヤネが替り、予想外の先行策に打って出て3着に粘ったのには驚いたが、ステイゴールド産駒なのでコーナーが4つある小回りコースは本来向いているはずだし、中舘自身もこのレース2勝している中山巧者でもあるので、後で考えれば納得はできる。兄と同様追込み一手のレースばかりしてきたが、今日のように先に行って粘るレースをすれば成績も安定してくるかも?
本命にしたシェーンヴァルトは向う正面で早めに動いて早々と先頭に並ぶ積極的と言うか強引な競馬で、それでもゴール直前までは先頭を譲らず粘っていたが最後は切れる脚がないため力尽きた感じのレースであった。途中からペースが急に落ちたので動いたのであろうが、あそこから動いて勝つにはディープインパクトくらいの力が無いと無理だろう。
長期休養明けでも僅差の4着と力があることを示したデルフォイはひと叩きした次は勝てるだろう。ゆくゆくはGⅠでもそこそこやれる馬に成長してくれると思うのだが…。
ゴール前は伸びていて(上り34.8はメンバー中最高)0.2差の7着と敗れたヒカルカザブエは展開も合わなかったし距離も足りなかったようなので悲観するほどのことはないと思う。京都記念から阪神大賞典、そして天皇賞と駒を進めて行って貰いたい。
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