シンザン記念 回顧 [競馬]
結局GⅠ4着、オープン勝ちと実績のある馬が1、2着となり、実績より将来性との見立ては無残にも崩れ去りました。
天候; 馬場;良
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ガルボ 1:34.3 前半3F 35.1 - 4F 47.3
シャイン 3 上り4F 47.0 - 3F 34.9
セレスロンディ 1 1/4
△ クレバーサンデー ハナ
カネトシディオス 1/2
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馬券 慣例によりパス…が、予想になっていませんね!
先手を取ったのはシャイン、2番手にエスカーダ、ガルボが3番手、クレバーサンデー、エーシンホワイティが続き、中団にセレスロンディ、メイショウカンパク、後方には出遅れたピサノユリシーズとキョウエイアシュラ、カネトシディオスで、殿はマイネアロマの並び。
シャインのラップは4ハロン47.3、1000mが59.4と今のやや時計のかかる淀の馬場では平均的なペース。4角を回り直線に向いてもシャインの逃足は衰えず、残り200を切ってガルボが一気に交わして先頭に躍り出て3馬身差をつけて楽勝。結局行った行ったの競馬で、後から行った馬はでは大外から脚を伸ばしたカネトシディオスの5着が最高であった。
時計は2006年のゴウゴウキリシマを0.1上回るシンザン記念のレコードであり、先週の京都金杯1分34秒1と比較しても遜色のない時計なので中々素晴らしい内容だ。昨年に続きマンハッタンカフェ産駒が制したが、2着のシャインの父メイショウドトウや金杯の勝馬の父がシングスピールも併せて考えると、この時期の時計のかかる淀の芝ではやや力馬タイプが向いているのかもしれない。
勝ったガルボは朝日杯で内枠から先行流れ込んでの4着は恵まれたとの印象が強かったが、今日のレース内容を見るとフロックでなかったようだ。マンハッタンカフェにカーリアン系の英ダービー馬ジェネラスで軽快なスピードよりは、ジェネラスの代表産駒エリモハリアーが函館の洋芝で抜群の成績を示していることからも力の要る芝でこその配合のような気がする。遠征で-12Kとギリギリの馬体だったので、今後は間を空けて馬体を回復させ弥生賞に挑戦すると思うが、例年荒れた馬場になるのでこの馬には向いているかもしれない。距離は未知数だが血統的にはマイル半までなら問題ないように見える。
2着以下は離されているので現時点では力不足・能力不足と見ていいだろう。逃げ粘ったシャインは展開と馬場に恵まれた感が否めないし、3着のセレスロンディもインの最短距離を通り直線上手く前が開きちょっと脚を使っただけである。どちらも将来性には?マークである。
むしろ4着のクレバーサンデー、5着のカネトシディオスのほうが伸びシロはありそうに見えた。クレバーサンデーはスタミナがありそうなのでもう少し距離延びた方がユッタリと追走できるので良さそうな気がする。平坦コースが合っているかも? カネトシディオスは母がカネトシディザイアなのでマイル前後が適距離だと思うが、モタレ癖がなくなりキチッと追えるようになれば重賞でもそこそこの競馬が出来るのでは? とは言っても2頭ともクラシックを云々する馬ではないと思うが…。
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