東京新聞杯 回顧

土日の重賞３レースは全て４歳馬が勝った。ＡＪＣＣ回顧で明４歳馬が今年になっても重賞を勝てないので世代レベルに疑問を呈したら、途端にこれだものなぁ～。

　　　　　     　　　　　　　天候；　　 馬場；良
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　　　　 レッドスパーダ　　　　　1:32.1　　前半3F 34.8 - 4F 46.6
　　　　 トライアンフマーチ　　　１ 1/2　　 上り4F 45.5 - 3F 33.9
　　△　エーシンフォワード　　　ハナ
　　▲　マイネルファルケ　　　　２
　　　　 リザーブカード　　　　　クビ
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馬券　　ショボ～ﾝ…　チョー落込んでます

下馬評どおりマイネルファルケがハナを切り、２番手にレッドスパーダ、続いて外にタマモサポートでインにエーシンフォワードとトライアンフマーチ、差なくスマイルジャック。中団の内でアブソリュート、ライブコンサートとリザーブカードは後方から。

マイネルファルケは後続を３馬身ほど引離してマイペースの逃げに持ち込んで、１０００ｍが58.2と平均ペース。直線に入って坂上でも渋太く粘るマイネルファルケを残り２００でレッドスパーダが並んで交わした。エーシンフォワードとトライアンフマーチが並んで追ってきたが１馬身半の差をつけて余裕でゴール。

開幕週の絶好の芝で時計が速くなるにしても、勝ちタイムはスズカフェニックスのレースレコードを0.6上回り、コースレコードにも0.1と迫るもので、この時期にしては内容の濃いマイル戦であった。馬場の良い内を通った先行馬に33.5前後の末脚で上がられたら、中団以下で競馬した馬には出番がない。府中の開幕週ではしばしば見られる行った行ったの典型的なレースだ。

重賞初勝利となったレッドスパーダは２番手でいつでも前を捉えられる余裕の追走で、直線坂をかけ上がってから満を持して追出されると、あっという間にマイネルファルケを捉え引離す横綱相撲だった。父タイキシャトル×ＢＭＳストームキャットだからメイショウボーラーと似た配合で、マイラーとしての資質は高そうだが、メイショウボーラーがそうだったように芝では早熟傾向があり更なる伸びシロが有るかとなると少々疑問符は付く。ウオッカ、カンパニーがいない日本のマイル路線で主役を張るには何かが足りない気もする。

２着のトライアンフマーチはルメールらしく出していく競馬で、直線もエーシンフォワードに前に出られたのを差し返してハナ差退けた。母キョウエイマーチなのでマイル適性もあり、また成長力もある血統なので今後が楽しみになってくる馬だと思う。賞金を加算できたので今後のローテーションも楽になるので、順調に成長すればマイルＧⅠ戦線でも期待できるかも…。

３着エーシンフォワードも先行して直線いい脚を使ったが、ゴール前で脚が鈍ったところを見ると坂のあるマイルはギリギリの距離かもしれない。平坦コースのマイルや千四なら重賞を勝てると思うのだが…。

本命にしたスマイルジャックは直線で前が塞がる不利があって0.7差の７着だが、これだけ時計が速くなるとこの馬にとっては苦しい。自分の持ち時計分だけは走っているので、今日のところは馬場も展開も向かなかったと見たい。

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