根岸S 回顧 [競馬]
ダート戦線にまた新たな星が誕生したが、昨年のJCダート組と比較するとレース内容や血統が幾分見劣りすると思うのは私だけだろうか? JCダート14着のスーニーが0.3差の4着だものなァ~。
天候; 馬場;良
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△ グロリアスノア 1:23.7 前半3F 35.6 - 4F 47.4
▲ サマーウインド 1 1/4 上り4F 48.1 - 3F 36.3
オーロマイスター ハナ
△ スーニー 1/2
ワンダーポデリオ ハナ
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馬券 不調ですw
シンジが手綱をしごいてケイアイテンジンがハナに立った。2番手は内にショウワモダン、中にダイワディライト、外にサマーウインドが並んだ。中団にグロリアスノア、スーニー、後方にはオーロマイスターでスタートで安目を売り2馬身ほど出遅れたワイルドワンダーが後方2番手とやや縦長の並びとなった。
ケイアイテンジンのラップは4ハロン47.4、1000が59.2だから平均ペースだったが、終始サマーウインドや3角手前から掛かり気味に上がってきたスーニーに突っつかれる苦しい展開。
楽な手応えで仕掛けを遅らしたサマーウインドが残り200でケイアイテンジンを交わして先頭に躍り出たが、馬群から抜出してきたグロリアスノアが一気に突き抜けてゴール前は手綱を緩めてゴール。大外から追込んできたオーロマイスターが内で粘るサマーウインドに肉薄したがハナ足りなかった。
力の要るパサパサのダートらしく1~3着馬は500Kを越える大型馬だった。それに上位は4、5歳馬で占められ、ダート路線は世代交代がはっきりとしてきた。
3歳時にはJCダート2着のシルクメビウスと互角の勝負をして素質の高さを示していたグロリアスノアは4ヶ月の休み明けのため人気はなかったが、パドックには-8Kとキッチリと仕上がった馬体で登場した。レースでは中団で余裕を持って追走して、直線の坂上から上手く馬群の前が開くと、一直線に伸びて来た。父はエンドスウィープ直仔のプリサイスエンド、BMSはミスプロ系のジェイドロバリーなので典型的なアメリカダート血統で、距離もマイルまでなら十分守備範囲だと思う。ただ脚抜きのいい馬場だと前も止まらないので、今日のような鮮やかな差し脚は封じられる可能性が高いと見たい。
ダート5連勝で初のオープンクラスとの戦いになったサマーウインドは2番手からの競馬で、直線も手応え抜群で馬なりでケイアイテンジンに並びかけ交わしたが、残り100から脚色が鈍った所を見ると、力の要るダートではやや距離が長いのかもしれない。母シンウィンドは芝2000m重賞でも2着の実績があるので、渋り気味の時計の速いダートならマイルでも大丈夫な可能性はあるが…。
3着のオーロマイスターは大外から伸びて来た脚には見るべきものがあったが、道中の位置取りが後ろ過ぎた。直線の長い府中のダートはいい脚を長く使えるので合っているし、血統からも距離延長は問題なく、あとは力関係だけだが、さすがにGⅠでは少し荷が重そうだ。GⅢのダート重賞ならそのうち勝てると思うのだが…。
スーニーは3角手前から掛かり一気に上がっていった為、直線の最後で末を失ってしまった。58Kを背負って不本意な競馬で差のない4着に粘ったのはGⅠ馬の底力を見せ付けたと言っていいだろう。
大型馬なのでダート適性もあると見て思い切って主力に推したショウワモダンは4角までは先行していい位置にいたが、直線はバタバタで殿負けを喫した。やはりサクラユタカオーにトニービンでは芝専用なのかもしれない。
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