共同通信杯 回顧 [競馬]
やはりラジオNIKKEI杯2歳S組はレベルが高い。5着のアドマイヤテンクウが京成杯2着、4着のヒルノダムールが若駒Sを勝ち、そして今日は3着のダノンシャンティは勝ったも同然の2着だからなァ…
天候;晴 馬場;良
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○ ハンソデバンド 1:48.2 前半3F 36.2 - 4F 49.0
▲ ダノンシャンティ ハナ 上り4F 46.6 - 3F 34.2
◎ アリゼオ クビ
ダイワアセット 2
アースステップ 1 1/4
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馬券 パス。 固めの予想で的中だが…
好スタートのハンソデバンドがハナを奪う勢いだったが、押えて最内枠のカワキタコマンドを先にやって2番手に控えた。ダイワアセット、アリゼオなどが続き、スタートでやや出遅れたダノンシャンティは後方グループ。 その後に2馬身ほど出遅れたロジスプリング。
カワキタコマンドのペースは1000m通過が61.6と超スローで、ほとんどの馬が余裕を持って追走し、4角手前からピッチが上がった。直線に入るとハンソデバンドが楽に先頭に並び、残り400を過ぎで抜出した。追ってきたのは外からアリゼオとダノンシャンティで、200からは3頭のマッチレースになったが、外から急襲したダノンシャンティと内で粘るハンソデバンドが並んでゴールした。
勝ちタイムは平凡で、超緩い流れで残り400からの瞬発力勝負になったレースであった。10レースの古馬準オープン早春Sと比較すると、前半3ハロンが遅い割には後半の上りは同じなので、レベル的には並以下だと思う。上位3頭がクラシックで上位を狙うには、これから更なる成長が無いと難しいかも?
勝ちタイム 前半 中盤 後半
共同通信杯 1分48秒2 36.2 37.8 34.2
早春S 1分47秒1 35.2 37.8 34.1
サッカーファンのオーナーがセレッソ大阪の播戸選手にあやかって名付けたハンソデバンドは、行きたがる素振りを見せながらも何とか折合いをつけて2番手からの競馬。直線も余裕をもって先頭に躍り出てそのまま押し切ったが、ゴール前は明らかに脚が一杯一杯だったように見えた。今日の感じでは距離が少し長いような気もするので、適性距離はマイルかもしれない。BMSがミスプロ系アフリートなのも距離延びていいタイプには思えない。陣営も迷っているようだが、NHKマイルを目指した方が無難かも?
ゲートで安目を売り後方からの競馬となったダノンシャンティは、馬群の中で折合いに専念し3角から徐々に上がっていった。直線は外に持ち出して豪快に伸び、上り3ハロン33.5の脚を使ってハンソデバンドを脅かしたがハナ足りなかった。末脚の鋭さはラジオNIKKEI賞でも目に付いていたが、今日も最後200の脚は3歳馬としては一級品だった。賞金を加算しても未だ1200万なので、クラシック路線に乗るには不十分だ。勝ち味に遅いタイプなのが気になるが、次のレースで取りこぼしをしなければローテーション的にもクラシックでも有力な1頭になるかもしれない。
ルメールがハンソデバンドをピタッとマークしたアリゼオは残り400あたりから捉まえに行ったが、並ぶことさえも出来なかった。追われてからの反応が鈍くジワジワと伸びるような脚質で、今日のような瞬発力勝負のレースへの適性はなさそうだ。父がシンボリクリスエスなのでこれから成長が期待できるし、一族にワンモアチャッターやスマートギアがおり距離延長もドンと来いのタイプなので、次のレースで賞金を加算できればダービーでは楽しみな1頭になると見たい。
他にこれと言った馬は見当たらなかった。少し期待していたロジスプリングは1.3差の11着で、良化の余地はあるものの、かなりの変わり身が無いとオープンまで行けない様な気がする。
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